マップ切り替えスイッチ取り付けとついで作業

こんにちは、ぼっちバイカーです。

前回に引き続き、点火マップ切り替えスイッチの取り付けについて書いてみます。

MOTOREXのTipsとマップ切り替えスイッチ

さっそく取り付け

ということで受け取ったマップ切り替えスイッチがこちら。

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デデドン

ちょっとわかりづらいですが、切り替えスイッチ(ケーブル付き)とマップスイッチカプラに接続するケーブルの2つで構成されています。

スイッチ本体はハンドル周りに取り付けて、シート下にあるマップスイッチカプラに差したケーブルと接続してあげればいいってワケ。

簡単ですね。

エクストラボタン

なお、このスイッチにはマップ切り替え以外にもう一つボタンがあり、+と-のケーブルが出ています。公式ページでは”キルスイッチ”と書かれており、この+-ケーブルをキルスイッチの端子に接続してあげればOKです。

聡明な方であれば別にキルスイッチで無くとも、ウィンカーやホーンとして使用することもできると気づくはずですね。(僕は教えてもらっただけです)

特にキルスイッチもホーンもウィンカーもこのボタンで操作するつもりは無いのと、極力余計な作業をしたくないという怠惰な思いからこのボタンは使用しないで進めることにしました。

取り付け作業開始

「ポンづけだし大がかりな作業は必要ないかな。」

と思っていた時期が僕にもありました……。


作業的には以下3部構成となります

  • シート下からハンドルまでのワイヤリング
  • ハンドルにスイッチを取り付ける
  • 接続!

結果からお伝えするとどれも結構大変でした

シート下からハンドルまでのワイヤリング

シートを外して既存のマップスイッチ(ロータリーダイアル)を外します。

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ロータリーダイヤル

ダイアルの根本のカプラのツメを外してダイアルを外します。

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簡単に外れた

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外れたダイヤル

そして、外したカプラにマップスイッチのケーブルを差して配線です。

シート下のカプラからハンドルまでケーブルをなんとなく配線してみると結構ギリギリ。大丈夫かな?

作業しやすいようサイドフェンダーを外します。

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ETCのケーブルが見える

吸気ダクトの上にはディーラーさんがつけてくれたETCが設置してあり、ETCのケーブルがヘッドライトまで伸びています。このケーブルに沿わしてワイヤリングするのが無難ですかね。

ETCケーブルはオレンジフレームの中へと伸びており、辿っていくとエアクリーナーボックスが邪魔するせいでかなり狭くなっています。

ということでエアクリーナーボックスも外します。

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開放型エアクリボックス

ボックスを外すとペーパーフィルターが出てきます。

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ペーパーフィルター

念のためフィルターの中身もチェック。目視で見る限りは汚れは全然ついていませんでした。まだまだ大丈夫ね!

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ここまでの様子

他のケーブルに沿わせてヘッドライトへ配線する為には、ここからケーブルを出してあげる必要があります。

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ここ

フレームとラジエーターに対してかなりしっかりとボルトで止まっているプラスチックのカバーがあります。ETCのケーブルはこのパーツを通ってフロントマスクへ伸びている為、このプラパーツを緩めてあげなければいけません。

頑張ってプラパーツを緩めて無事ケーブルを出し、ヘッドライトまでワイヤリングすることができました。

とりあえずこっちはこれでOK!

ハンドルにスイッチを取り付ける

そのまんまです。

スイッチがハンドルバーにあるように作られているので

「どこにつけようかなぁ☆」

と楽しい作業となるはずでした…。

しかしあてがってみると、取り付けられる場所は一か所しかなかったのです。

というのも、690エンデューロ君のハンドルは中心に行くにつれて太くなっているハンドル。スイッチを取り付けることができる場所は既存スイッチボックスの隣だけだったのです。(他のバイクもこうなっているのかな?)

更に、右側(ブレーキ側)のスイッチボックスの隣にはブレンボのマスターリザーバータンク(ブレーキフルードが入っているケース)が邪魔で取り付け不可能。

実質、取り付けられるのは左側のスイッチボックスの隣だけでした。

写真を撮るのを忘れるくらいにはショックでした…。

ということで、左側に切り替えスイッチを配置。

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付けられただけマシ?

WILD,MILD,STOCKがありそれぞれは以下の意味(だと思います)

  • WILD:Advancedに該当
  • MILD:Softに該当
  • STOCK:Standardに該当

だと思います。英語の通りですね。

こちらもクラッチマスターが近くにあるので邪魔をしないよう注意しつつ…配線します。

接続!

スイッチ側のケーブルとマップセレクタ側のケーブル長さから接続する場所はヘッドライトユニット内一択でした。

長さがかなりぎりぎりだった為ハンドルすべて切った状態でも問題ないかチェック。

うん、ハンドルを最大切りしてもまだ若干ゆとりがある。

ということで配線の延長はせずにこのままでイケそうです。

「ヘッドライトユニットをぱかっと開いてあげるのってどうするんだ?」

とパーツリストを見ていたところ、どうやらフロントフェンダーがフロントマスクを固定していることが判明。

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ボルトでなく凹凸で支えている模様

じゃけんフロントフェンダーも取っ払っちゃいましょうね~

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フェンダーレス

フロントフェンダーを外すとフロントマスクの下側がガバガバになるので今回接続したカプラをマスク内部に押し込みます。

ヘッドライトユニット内はほかの配線だらけでかなりぎゅうぎゅうな状態でしたが、何とか収めることができました。

試走

ということで、キチンと動作するか(マップが切り替わるか)をテスト。

本来は仮配線して試してみるべきでしたよね。。。すっかり忘れていました。これでだめだったら凹みます…。

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スカチューン(違

カオナシににてますよね?

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カオナシ

ECUマップが変わるということは、何かおかしい(曖昧)とエンジン始動した瞬間に「ブォオオオオン」となる可能性もあるわけで、結構緊張します。

エンジンを始動すると、特に普段を変わらないアイドリングで一安心。

まずはスイッチは”STOCK”で。普段Standardで走っているので同じフィーリングかどうかはすぐわかるはずです。

近所を一周してみたところいつも通りでした。うん、STOCKはStandardで間違いない。

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いつもののカオナシ

続いて、クイックなレスポンスが楽しめるハズの”WILD”。

カチっとスイッチした結果、、、

バイク「もっと加速だぉぉぉ!!」

怒涛の加速にビビる僕!これは間違いなくAdvanced!!

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荒ぶるカオナシ

一応”MILD”も試す。

バイク「…スィー…」
僕「こいつアクセルひねっても全然加速しないな」

このトコトコ感、Softです。

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静かなカオナシ

ということで問題なく動作してくれて、ご満悦の僕。

仕上げ

写真を撮るのを忘れるくらいご満悦だった僕。

配線を結束バンドで適度に留めて、ワイヤリング。

ちなみに、切り替えスイッチについている+-のケーブルは、かさばる上に使う予定もないのでバッサリとニッパーで切り落としました。

外したパーツも順次取り付けていきます。外す時は初めてだったこともあり大変でしたが戻す時はそれほど大変ではなかった不思議。

ついで作業

実は、先日の山遊びでついにラジエーターガードが脱落してしまいまったのです。

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これ

原因不明ですがこけた時の衝撃で外れ、ボルトも1本吹き飛んだ模様。(山の中で外れたので持ち帰るの大変だった…。)

ということでボルト(スペシャルボルトという名称)をディーラーに発注しており、すでに受け取り済みだったのです。

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これ

1本だけでよかったのですが念のため2本購入。フロントフェンダーを外すと作業しやすいので一石二鳥でした。

ということでラジエーターガードを取り付けます。

取り付け自体は簡単だったのですが、ちょっとしたトラブル発生。

注文したボルトと実際に取り付けられていたボルトが異なっていることが判明したのです。

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色も形も長さも違う…

ちょっとよくわからないですが、購入したボルトの方がしっかり固定してくれるので元々ついていたボルトは外し購入したボルトで留めました。

しばらくこれで様子見してみよう。(ディーラーにも聞いてみよう)

ということで

シートを外してサイドフェンダーを外してフロントフェンダーも外して、エアクリーナーボックスも外してさらにフレームについているプラスチックのカバーも外して、とスイッチ一つ取り付けるだけでも色々なパーツを外す事に。その分いろいろと勉強になりましたね。

スイッチ自体結構大きく存在感があり、ハンドル周りをすっきりさせたい僕としてはごちゃごちゃしないかが不安でしたが、取り付けてみるとオレンジも馴染んでおり、それほど悪くないかなと思えました。(そもそもプカプカホーンつけている時点でアレですけど…)

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それほど目立たない(ハズ)

これで市街地やダートなどいろいろシチュエーションで気軽にマップ切り替え試できるようになりました。

舗装路はMILDで走れば燃費も若干向上するでしょうし、ECO運転してスイッチ代金の元を取れるよう頑張ろうと思います。

こんな感じ。


KTM 690 ENDURO R のカスタムについては以下ページですべて見れます

【更新終了】KTM 690 ENDURO Rのカスタム・整備情報まとめ

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