ぼっちバイカーのブログ

KTM 250EXCでオフ車を楽しむ初心者バイカー。家庭もバイクも両立して楽しみたい!そんな野心を秘めた趣味ブログ。バイクは2018年でおしまい

オフロードレーサー乗りがKTM 1050ADVENTUREを丸一日ガッツリ乗ってみてわかった事

こんにちは。ぼっちバイカーです。

先日、KTM 1050 ADVENTUREをレンタルして一日ツーリングしてきました。折角なのでインプレッションを書いてみます。

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走行会や知り合いのマシンを少し乗るだけではわからない事って多いです。一日ガッツリ乗ってきたのでKTMのアドベンチャーを検討している方の参考になればと思います。

KTM 1050ADVENTUREはこんなバイク

まず1050 ADVENTUREは既に販売されておらず、2018年2月時点では1090 ADVENTURE(無印)が近いです。ので1090 ADVENTUREを検討している方も参考になることはあるハズ。

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1090 ADVENTURE

1090と書かれていますが排気量は1050ccです。スーパーとかでも150円と190円って印象違いますよね?きっとそういう事。

チューブレスのキャストホイール、23Lのガソリンタンク、850mmというアドベンチャーバイクでは低めのシート、WPのサスペンション、電子支援でABS,トラクションコントロールもついています。

車重は1050は212kgですが現行の1090は205kgと7kg程軽く、1090は自動でウィンカーをオフにするATIRがついてます。1050と1090で価格の差がそこまで無いのであれば、1090買った方が幸せになれます。

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細かい違いはありますが、アドベンチャーバイクに初めて乗ってみた僕の感想としてつらつら紹介します。

僕のバイク歴

僕のバイク歴は「YAMAHA VMAX1200 → KTM 200Duke → KTM 690ENDURO R → KTM 250EXC」です。大型ネイキッド→小排気量ネイキッド→ミドルオフロード→2ストオフロードレーサーという感じ。

VMAXと690ENDURO Rは大型バイクなのでそのあたりと比較しつつ、オフロードレーサーとアドベンチャーバイクの違い、の様なものも書いてみたいと思います。

アドベンチャーバイクって本当に楽だった

「1050Advに乗って思った事を一言でいうと?」

と聞かれたら、僕は「兎に角長距離ツーリングが楽だった」と言いたいです。


オンロードツーリングはラクショー

スクリーンすごい・・・

僕は今までネイキッドバイクとオフロードバイクしか乗ったことが無かった為、スクリーンがついているバイクは初めてでした。


これはいいもの

知り合いのSSのりで「200km/hだした」とか聞くことがありますが僕は120km/h位でも体が限界を感じてしまう。なので200km/hなんて夢のまた夢だと思ってました。(すべて広い公道ではない場所での話です)

で、今回スクリーンがついている1050ADVに乗って思ったが「高速走行がつらくない」でした。もちろん法定速度しか出してないですが、今までのバイクよりも辛さが全然ない。スクリーン内に体を伏せると風が全く来ないのでとにかく楽。スクリーンってこんなに効果があるんだ、と感動しました。

振動がマイルド

KTMでは単気筒のバイクしか知らなかったのでニ気筒のバイクに乗ったとき、まったく別の乗り味だと感動しました。

エンジンをかけると「ヒュルヒュルヒュルヒュル」とシュルシュルいうのです。今までの「ドドドドドドドドドド」とは全然違う。

単気筒だとアイドリングでも振動が目立ちますが、二気筒だとスロットルを開けなければこのヒュルヒュルがいい感じなんです。たとえば街中の信号待ちやエンジンを低回転維持しながら流すような運転だとまったく疲れが来ないです。

振動がマイルドなので疲れないし、高速走行や峠でも低回転速(4-6000回転くらい)を維持しながらシュルシュル走っているとめちゃめちゃ楽でした。

スロットルをあけると背中をグイグイ押される

高速道路に乗って加速レーンでおもむろにスロットルをひねります。

すると・・・

「シュウィィィィィィィィン!!!!」

マイルドなエンジンなのかな?と思っていたのですが、開ければ開けるほど後ろからグイグイと押されて加速してくれます。

この開ければ開けるほど加速していくのは今までの単気筒では感じることが出来なかった加速。例えるならば単気筒は「後ろから一回だけ思いっきり蹴られる加速」ですが1050ADV君は「グニグニグニグニーって何度もネットリ押し出される」感じ。

これがパワーバンドってことだと思うのですが、パワーバンドの幅が広くて下道では2速。高速では4速固定でオートマ状態でした。

普段は振動も少ないけど開ければその分だけ加速してくれる。その加速はけられるような暴力的なものではなくマイルドに加速してくれる。だから疲れない。という事なんだと思います。

兎に角乗っていて疲れないし、いくらでも遠くへ行けるマシンだと感じました。

取り回しは大変

バイクを受け取りスタンドを薙ぎ払ったところあまりの重さにこのまま倒れてしまいそうでした。ちょっと前まで108kgのKTM 250EXCに乗っていた僕には倍の重さである212kgは重すぎる。


車体も大きい…

更にハンドル切れ角は広くなく、エンジン停止中の取り回しは慣れないとかなり辛かったです。とにかく倒さないように慎重に取り回しました。ちょっとバイクを傾けると方や腕に重さを感じます。

・・最初こそこんな感じでしたが、一日ツーリングしてるとだんだんその重さにも慣れてきました。

きっとこの重さが高速安定性にもつながっているのだと思います。

身体にフィットするデザイン

アドベンチャーバイクってタンクが大きい。でもこのタンクに体(主にふともも)がフィットします。

これがバイクとの密着感をすごく感じました。

普段のバイクはシートがまっすぐなのでくるぶしがバイクについてる感じですが、下半身が1050ADVに接続されたかのような一体感があり、気持ちよかったです。

またシートもモチモチで柔らかすぎもせず硬すぎもせずで丸一日乗っていてもおしりがいたくなることはなかったです。

さらに、スタンディング姿勢も確認しました。

するとスタンディングでも足がフィットするスポットがあるのです!

写真が無いので伝えづらいですが、スタンディングすると明らかにバイクとフィットする場所があるのでそこに足が来るよう意識するとすこぶる良かった。スタンディングする事も考慮されてデザインされています。何でも人間工学に基づいて作られているとか。

これもあって、重かった車体も走り出すととても乗り心地がよいのです。

コックピット感の意味が分かった

今までメーターなんて興味なかったのですが、今回1050ADV君に乗って感じたのが「コックピット感」。


デデン

単にディスプレイとタコメーターとスマフォですが、すべてがスクリーン内に収まっているのってすごく気持ちいいのです!!!

これは男の子だからなのかな?こうメカって感じですごくワクワクするし、無駄にボタンをポチポチしてしまいました。

ラリー化して機材を取り付けて言ったらもっとメカメカしてワクワクするんだろうなぁ~。

SS乗りの方が良く話すコックピット感を僕も感じられてうれしかったです。

峠も安心して走れた

タイヤはビーラバーのアドベンチャー用タイヤでした。(タイヤの種類は不明)

見た感じ割とやる気のあるタイヤです。


1000kmでこれらしい。。。丹生谷さん、あけすぎですw

このタイヤで峠も走りましたが、まったく恐怖心も無く安定して走ってくれました。急のつく運転をあえてしてみたりもしましたが、しっかり加速するししっかり止まる。接地感も割と感じられた。良かったです。

重いバイクですがこの重さが逆に安定感を生むというか、マスの集中というか、これ走り練習したら結構峠でも早く走れそうだなって思った(峠でスポーツ走行はダメぜったい)

フットステップがワイドで何度か転びそうになった

1050ADVENTUREの標準装備かわからないですが、フットステップが横長で何度が足を出そうと思ったらステップのペグに引っかかって、転びそうになりました。

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これ

後半は慣れましたが、慣れるまでは無意識に足を出そうとしたら引っかかりそうです。

ラリーとかレースだったらワイドな方が疲れは減りますが、信号待ちとかで止まったり足出したりする機会が多い場合にはちょっと危ないかなって感じました。

すり抜けもいける

僕は積極的ではないにせよ、消極的にはすり抜けをします。

このバイクは意外と細見なのですり抜けも怖く無かったです。左右にパニアケースをつけるのもかっこいいですが、機動性重視ならリアに一つがいいでしょうね。

低速は薄い・・・

エンジンの特性なのかもしれませんが、0km/hから発進するときに気になったのが低速の薄さです。特定の回転数まではパワーがなかなかタイヤに伝わらず、突然ギュッとパワーが来るのです。

これには最後まで慣れることが出来なかったです。

…これは僕が2ストオフロードレーサーに乗っているから感じるだけで普通なのかも。クラッチの使い方が下手なので・・・

オンロードツーリングでは不満はほぼなかった

唯一の不満は重さと取り回し。あと人によってはシート高(850)がネックになるかもしれません。

実際ハーレーのスポーツスターロードスターと比べるとこんな感じ。

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親子みたい(すぽす田さんのブログより)

ハンドル位置も高いし、馬みたいです。

でも走り始めちゃえば重さも取り回しも気にならないし、羽のように軽く加速する事が出来ます。スロットルを開ければ開けるほどスムーズに加速するのでとても乗りやすくて疲れにくい最高の旅バイクですよこれ。

兎に角ツーリングでは最強

長距離でも疲れにくい。しかもパニアケースも左右につけることが出来るので長距離止まりツーリングや旅は最強でしょうね。

ツアラーというタイプのバイクがありますが、アドベンチャーバイクもツアラーに分類したほうがいい。本当どこでもいけちゃうと思います。距離が伸びるだろうなぁ。

オフロード性能はいかが?

オンロードでの乗り味はこんな感じ。

ではオフロードは?

短時間ではありますが、フラットな林道で遊んでみました。


デンデン!

TCはオフ、ABSはONが良いかな

TC(トラクションコントロール),ABS共にONで林道につっこみました。


グローブをしてても操作可能

結果的に、オフロードではTCは邪魔でした。

TCとは車体がななめになってスリップすると自動でスリップしないようパワーをカットしてくれる機能で舗装路では安心機能。でもダートではすぐスリップするのでパワーが思ったように伝わらず?変な挙動でもぞもぞしました。リアを滑らせようとしたら何故かカーブしたまま維持して走れた。TCはダートでは無くてもいいんじゃないかな?それとも慣れなのかな?

なお上位ADVである KTM 1290 SUPER ADVENTURE Rでは"オフロードトラクションコントロール"というものがあり、テールスライドとか本来やりたい奴が出来る模様。あとオフロードライディングモードもあるし、あっちは完全にダートを意識して作られてます。

ABSは個人的にはカットしなくて良いと思いました。ズサーってブレーキターンは出来ないですが「ABSのせいで制動距離が長くなる」と思っていると人間リミッターがかかります。

サスペンションはイマイチかな?

僕が脱重出来ていないことが原因ではあるのですが、階段1段分くらいのちょっとしたステアを乗り越えようとした時や段差を降りたときにフロントサスが「ガチン」と底付きしてしまい怖い思いをしました。

フロントサスはリーンというか動きすぎるというか、とにかくちょっとした凹凸をすべて拾って激しく動くのでギッシギッシ車体が揺れてかなり怖かった。というかバイクが壊れてしまうんじゃないかと心配になるくらいコックピットがガチャガチャと揺れてました。

1050ADVのフロントサスストロークは185mm。前に乗っていたKTM 690ENDURO Rは250mm。僕が今乗っている250EXCは310mm。普段僕がいかにサスペンションに助けられていたのかがわかる瞬間でした。

サスについて素人ですが油面やオイルの種類を変えることでも多少良くなる気もします。ちょっとサスが動きすぎでした。

フロントが重い気が

これ。

フロントが流れたり弾かれたりすることがあります。この時に1050ADV君はかなり大げさに揺れ、その対処というか反応する時に「重い」と感じるのです。


重さは安心感でもあるけど…

250EXCではなんてことないフロントの挙動も重が違うとこんな感じになるのか…と勉強になりました。

とはいえADV君も大げさに揺れたりはするもののそのまま信じてアクセルを開けて上げると安定して進み続けてくれます。

たぶんですが、両足をぶらーっと出しながらゆっくりスピードで走破するのはかなり大変。でもちゃんとマシンと一体になって安定する位の速度で走り続けることが出来たらかなり楽しいんじゃないかと感じました。

直進が楽しい

ビッグオフの圧倒的なパワーを以て直線を走るのはやっぱり楽しいですし、安定感があります。

スキー場の様なコースをビッグオフで走ったら絶対楽しいだろうなぁとなりました。本当速度が出ていると安定して走れるのでこれはヤバいでしょうね。

達成感がすごい

今回走った林道はたぶん250EXCで走っても楽しくない、わけではないですがバイクが優秀すぎるせいか達成感があまりない気がします。

でも1050ADV君だとものすごく達成感がある。


ここにきてるだけですごい

ちょっとしたギャップや水たまりも楽しいし、階段一つ分のステアを乗り越えただけでもテンションが上がります。

しかもパワーは十分なので常に「力をキープしながら走る」という緊張感がまた楽しい。一つ一つ丁寧に走ったり、時々フロントが取られたり、サスがガンガン突き上げてくるのを見てビビったりしながら走るので、身体にはつい力が入り、額には汗が。

色々な意味でオトナなバイクだと感じました。

250EXCに乗り換えてから感じていた「今までの道だと何かが物足りない気持ち」はこれだったんだなって。

つまり、僕は汗が出ないと楽しめないドMってことなのか・・・?

達成感ってなんだろう。

普通にダートを走るなら全く問題ない

サスペンションはやや気になるので、ダートも走るつもりならもうちょっと上位グレードにしたほうが幸せに慣れます。

でもちょっとしたフラットダートや林道なら全く問題ないし、オンロードをあれだけ快適に走れてダートも楽しめるならかなり優秀なバイクだと思います。空気なんて抜かなくてもいいし、舗装路からノンストップで林道に入って出てこれます。車体が重いのでトラクションはいいですしね!

ダートではとりあえず走っていれば安定しているので止まらないようにすることを意識すると疲れはそこまで来ない。逆に止まってしまうような場所を走るとバイクがふらふらするのを支えるだけでも体に負荷がありますし、万が一こけた場合には引き起こしに相当な体力を持っていかれちゃいそうです。

そういうの好きなのはドMだけですね☆

まとめ

KTM 1050 ADVENTUREで一日オンロードツーリングとちょこっとだけフラットダートを走ってきました。

アドベンチャーバイクはお値段もお高いし、更にキャンプなどをやるためにもアウトドアギアを買ったりパニアケースを買ったりととにかくお金がかかる。キャンプをやるなら泊り。そんな時間もお金も余裕が無い!だから個人的にはもっと年を取ってお金にも多少余裕が出て気軽に一泊ツーリングが出来るようになった時に欲しいと思っているバイクでした。

でも今回乗ってみて分かったのは、アドベンチャーバイクはもっと身近だったってこと。

アウトドアギアも後からそろえればいいし別にやらなくたっていい。普通に日帰りのツーリングで使鵜ことも気負わず乗れる。しかも快適で疲れにくい。ハードなオフロードは大変と感じましたがフラットな林道を走るなら絶対楽しい。そう考えると「オンロードを快適に、かつオフロードも少しは走ってみたい」という250トレールバイクを検討している人にも「大型だけど」と枕詞を付けながらオススメできるくらいには身近なバイクだと感じました。

KTMは外車なので手が出しにくいかもしれませんが、国産ならアフリカツインもあります。

アドベンチャーバイクはツーリング大好きな人には本当におすすめできるバイクだと強く感じましたし、ツーリグマップルに乗っている林道も走れてしまうので、日本の道をどこでも走れてしまう素敵マシンでした。

「ツーリングがあったらまたこれで行きたい」

1050 ADVENTUREはそう思わせるとってもフレンドリーなマシンでした。

僕がオフロードレーサーを降りて、ツーリングバイクを買う事が出来るなら今一番欲しいバイクはアドベンチャーかな。

レンタルを快く承諾して下さったKTM中野さんありがとうございました。アドベンチャーの良さを知ってしまった今、店長の丹生谷さんの戦略に見事乗せられてしまった気がしないでもない。。。

こんな感じ。

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