ぼっちバイカーのブログ

KTM 250EXCでオフ車を楽しむ初心者バイカー。家庭もバイクも両立して楽しみたい!そんな野心を秘めた趣味ブログ

ブロックタイヤの角を復活させるトレッドドクターを試してみた

こんにちは。ぼっちバイカーです。

先日雪の中のWEX GAIAの記事を書いたばかりですが、最近1万文字オーバーが当たり前で書くのも読むのもつらいのでたまには3000文字程度の軽いお話。

オフ車に乗ってるとブロックタイヤの重要性に気づきますよね。で、磨耗するとグリップはなくなっていきます。オンロードタイヤみたいに溝がなくなるまで使う人はなかなかいないのではないでしょうか。

今回はそんなブロックタイヤのグリップを再生させる方法を試しましたのでインプレ記事です!

ブロックタイヤのグリップの正体とは?

未舗装の道を走るためのタイヤがブロックタイヤ。オンロード用よりも溝が深い、というかブロック状に出っ張っています。

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やる気満々のバリ山タイヤ

これはこのブロックの山を地面に刺して走る事で、サラサラの砂の上やドロドロの泥の上でも空転せずに走ることができるのです。

…これ以外にもタイヤを潰して走るガミータイヤと呼ばれるタイヤもありますがここでは割愛。

グリップで大事なブロックの角

タイヤで大事なのはブロックパターンやゴムの質感(コンパウンド)、サイドウォールの硬さなどもありますが、同じくらい重要なのがブロックの角。角がしっかりあるか丸くなっているかでグリップは大きく異なります。

でも悲しいことに走れば走るほど山が低くなる前に角が丸くなっていくものなのです。なので

ブロックの高さはまだあるのに角が丸いせいでちょっと食わなくなってきたな次は大事なレースなので新品に履き替えよう古い中途半端なブロックタイヤが増える

ということになり、ブロックの山はまだあるので捨てられないモッタイナイ練習用タイヤが増えていく。。。

そんな悩みを解決する為に開発されたのが今回ご紹介する商品です。

TREAD DOCTOR(トレッドドクター)

トレッドドクターという商品があります。

www.hardlineproducts.com

アメリカですね。さすがUSAだぜ!

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ででん!!

このクワみたいなやつを熱して丸くなったブロックの角を削ぎ落として角を復活させる魔法のアイテムなのです。

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使い方はこんな感じ。

www.youtube.com

タイヤのブロックなんてブロックの数を数えることすら辛い。全部のブロックやるのはかなり根性が必要ダゾ。と思ったのですが動画を見るとスーッと豆腐を切るような気持ち良さでやってます。これならいけるかも。

ただブロックが細くなるのでその辺ダイジョウブなのかな?

トレッドドクターを試してみた

この商品は前から知っていたのですが、いかんせん値段が高いしで二の足を踏んでいたのでした。

ある日、ブロックの山が無いタイヤについてお世話になってるマツケンさんと話してたところ、トレッドドクターを持ってるらしく貸して頂けることになったのです!

物は試し!ブログネタ的にもおいしい!


デデン!

・・・できるかなぁ?

VE-33でトレッドドクターを試してみた

準備は簡単。ご家庭のコンセントにコードを差して電源をOnにするだけです。スタンドも付いているので安心。


はんだごてみたいだね

今回はちょうど古いVE33が、あるのでこれで試してみたいと思いますよ!


デデン


レース3回と自走林道5回くらい走ったVE

もう角もないし山もかなり低くなってますね。まぁ正直そんなに劣化は感じないというか特にグリップしないということはないですがレースで使うのはちょっと抵抗があるレベルです。(腕が無いのでタイヤ性能でカバーするスタイル)

 

・・・さて、十分加熱されたみたいなのでいよいよオペを開始します。サクッと終わらせるぞー

全然サクサク削ぎ落とせないんですけど(キレ)

…うん。知ってた(キレ)

僕のイメージだと、尖ったアツアツブレードをタイヤに当てただけでシューっとタイヤが溶けてスルスルいくのかなっと思ってました。

でも実際には、

タイヤを当てる→ん?何も起こらないゾ?

タイヤを強く当てる→ん?やっぱりダメだNA?

両手で強めに当てる→え?これでもダメ?

両手でタイヤを潰す勢いで強く当てる→ジワーっと切れた…

でした。


これを…


グリッ!!(間違えてもスッじゃない)


こんな感じで切れますが結構大変…

この状態まで行けばあとはトラッドドクターをぐいっと持ち上げる事でゴムを切り離せます。

この辺りはコツが必要。ポイントは刃の鋭さでゴムをカットするのではなく熱でカットするイメージ。なので刃をグリグリ動かさないでじっと5秒くらい押し付けながらゆっくり押してあげると簡単にゴムをパージできます。

なお想像通りすごいゴムの焼ける匂いなので換気は必須、というか家でやるものではないですね…

作業があまりにもつらくてサイド側のブロックは諦めて真ん中の三列だけ作業することに。それでも途中休憩したりして2時間かかりました。慣れれば1時間くらいでできそうですがもうしばらくはやりたくないですねぇ…(本音)


こんな感じ。わかりづらい?


結構めちゃくちゃになってしまったけど角は復活した

ホイールがついてる状態でやれば良かった

やり終えてから気づいたのですがタイヤだけの状態で作業したから大変だったのかもしれません。

ホイールがついていないタイヤだけの状態だと、トレッドドクターを当てようとするとタイヤがぐにゃっとたわんでしまい大変だったのです。なので足や身体でタイヤが動かないように保持しつつ角をそぎ落とすために力をかけるのでとても辛いのです。(しかもタイヤは中古なので泥が沢山ついてる…)

もしタイヤにホイールがついてればこんなにタイヤ自体がたわむことはないですし、更にホイールがバイクについてる状態だったら力もかけやすいしもっと簡単だったのかも。まぁ、バイクの近くで電源が取れるガレージ持ちの人だけの特権になりそう。

たぶんタイヤが固定されていればそこまで力も必要ないし、行けるはず。

動画でもバイクについたタイヤで作業してますしね!

柔らかタイヤは大変かも?

VE-33は柔らかめのコンパウンドのタイヤです。

そのせいか、トレッドドクターをグイッとブロックに押し付けるとブロックが逃げてしまったりしてちょっと大変でした。

たぶんモトクロス用の硬いコンパウンドタイヤだったらもっと作業が簡単なのかもしれません。逆にIRCのツーリストやゲコタのようなくっそ柔らかタイヤだと難易度は更に上がりそうです。

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IRC TR-011 TOURIST

砥石があるといいかも?

どんなご家庭にも必ずあるのが包丁研ぎ。この包丁研ぎでトレッドドクターのブレードを研いで上げるとやや性能がアップするそうです。僕はめんどくさかったのでやらなかったですがもし「最初はスルスル行けてたのにだんだんキレが悪くなってきた」という場合には砥石で研磨してあげると復活するかもしれませんね。

貝印 コンビ砥石セット (#400・#1000) AP-0305

貝印 コンビ砥石セット (#400・#1000) AP-0305

人から聞いたインプレ

本来はWEXで試してみるはずだったのですが新品VEと比べてブロック自体がかなり低くなっていた為WEX投入はやめました。なのでまだ実は試してないのです。

という事で人のインプレを載せてしまいます。

マツケンさんによると「トレッドドクターを使ってお古のVEに角を作って試したところ、急坂で普段の感覚でアクセルをひねったらバイクが捲れてしまって大変だった」ということ。バイクが捲れる程グリップが復活するならやはり効果ありかな。って感じでしょうか。ブロックパターンが変わるのでタイヤの特性も変わりそうですが本人は「気にならなかった」との事。ただトレッドドクターを使うのは多くても2回くらいかな。とのこと。まぁ二回も使えたらかなり良いですね。ネットで調べてもそのくらいと書かれている人が多いです。

トレッドドクターはクローズドコースメインで練習している人向き

コースメインで走っている人は練習用タイヤを使う事は多いと思います。その練習用でも角があるタイヤで練習できることはレース本番でも役に立つし、トラクションが増えるのでいい事だらけ。

多少タイヤを削りすぎてブロックが飛んだりマズイ事になってもそのタイヤをその場で外して捨ててしまえばOKです。

こういう方であればトレッドドクターはアリなんじゃないかと思います。

逆に、林道や公道を走る人は止めた方がよさそう。たとえば出先の林道や高速道路でトレッドを削りすぎた事によるトラブルがあった場合どうする事もできません。特に長時間の高速走行とかするとタイヤの負荷もあがるし何が起こるかわからないです。

という事で万人にオススメはできないですが、「家に練習用の微妙なタイヤがたくさんある」という人にはお勧めできるアイテムかなと思います。

まとめ

ブロックタイヤの丸くなった角を復活させるトレッドドクターをお借りすることが出来ました。

ホイールから外れたタイヤで作業したためか、ブロック一つを削るのにもちょっと時間がかかったりと決して楽々で楽しい作業ではありませんでした。ただブロックの角は確かに復活しましたし、実際食うようになる模様。

匂いなどもでるのでガレージがあってバイクのそばで電源が取れる人、かつクローズドコースメインで走っている人には特には向いている商品だと感じました。

ただ耐久性はやや怖い為レースで使うのは初めのうちは止めておいた方がいいかもしれませんね。

練習用の微妙なタイヤがたくさんある方はぜひ1回タイヤを買ったと思ってトライしてみてはいかがでしょうか?お値段はこの商品でこの値段なら高すぎる、という事はないと思います。もちろん安くは無いのですが…。

こんな感じ。

HARDLINE(ハードライン) トレッドドクターTREAD DOCTOR TD-1 TD-1

HARDLINE(ハードライン) トレッドドクターTREAD DOCTOR TD-1 TD-1