【初めてのオンタイム!】JEC Lites 日野カントリーオフロードランドに挑戦した話

こんにちは。ぼっちバイカーです。

JEC Litesというエンデューロレースに参加してきましたので僕なりに感じた事を記事として残しておきたいと思います。長文駄文ですので忙しい方は動画だけでも見ていってください!!

動画ァ!!!

今回、ついにレースの動画を撮影する事が出来ました!涙涙涙

オンタイムエンデューロの雰囲気って独特なのでその辺も伝えたくって、レーススタートまでが解説編。レーススタートからは音楽に合わせたイキった感じに仕上げました。やっぱりタイトルとかテロップとか使えるとずいぶんいい動画に見えますw

初心者がJEC Lites日野カントリーオフロードランドに参戦してきたよ!

曲はこの二曲!

前半は軽めのFuture Houseですかね。こういう手順説明とかに向いているし聞いててさわやかでちょいちょい聞いているトラック。

コテッコテのサンプリング系ヒップホップ。こういうの好きなんですよね(ゲス顔)

これで僕がスーパーうまかったらかっこいいのですが動画はビビっててほぼアクセル開けれてないのが残念でしかたないです。

どちらも最近よく聴くので使う機会を狙っていたのでスッキリ!!

JEC Litesってなに?

JECという日本のエンデューロのレースがあります。これは「オンタイム方式」という本場エンデューロで使われる形式(ルール)で行われるもので、エリア戦、全国戦とある日本のメジャーなレースです。

でで!JECのフォーマットをそのままで入門者向けレースの位置づけなのが「JEC Lites」。JEC本選に出るには年間1万円のライセンス料金を払わないとエントリーすらできませんが、Litesはライセンス不要なのでエントリー料金のみ。

詳しくは以下に書いてます

初心者がオンタイム制エンデューロ JEC Litesに挑戦する事にした話

 

Litesの前日にはスクールもある

Litesのレースは日曜日です。その前日にはスクール(有料)があるのです。

今回はスクールも受けることにしたので一泊2日のレース遊び!そのことも書いてみますよ!

トランポレンタルを体験してみた

今回のレースのチャレンジの一つがコレ!

僕はバイクのトランスポーター(通称トランポ)を持っていないので遠出する際にはトランポをレンタルする必要があります。

車はレンタカーを利用

今回はトヨタレンタカーさんが近所にあったので利用しました。地域や時期によって金額は変わると思いますが今回は以下でした。

レンタル期間:8/4(金)21:00 ~ 8/6(日)21:00
金額:14500円くらい

トヨタレンタカーでは軽トラは車種を選べなかったのですが以下車種でした。

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トヨタタウンエース トラック

車にまったく興味が無いのでよくわかりませんが、普通の軽トラックなのかな?

店員「今回はどちらで?」

僕「ちょっと長野のお山の方まで…」

店員「あ…(察し)」

店員「…まぁトラックなので多少のすり傷程度なら大丈夫ですよ(にっこり)」

僕「だ、大事に扱いますっ」

メーターを見ると4650kmで新車のにおいが残っている状態でした。

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デバイスも新しくナビも使いやすい!しかも音楽はBluetoothで自分のスマホとペアリングすれば僕のスマホに入っているモダンでハイセンスなトラックたちをワイヤレスで高音質なサウンドで楽しめるわけです←

なおレンタカーやさんまではやや距離があったので自転車で向かい、レンタル後は荷台に自転車を載せて帰ってきました。

自宅についたら用意していた荷物を荷台に積みます。

レースって持ち物が多い!

持ち物。いつもの林道ツーリングと同じ感じで考えがちですが、そんなことは無いです。

レース中に使う道具だけでもこんなものが…

  • ヘルメット
  • ゴーグル
  • グローブ
  • オフロードジャージ上下
  • 胸プロテクター
  • 肘プロテクター左右
  • ひざプロテクター左右
  • ネックブレース
  • ハイドレーションバッグ
  • レース用バックパック
  • アクションカム
  • スポーツ用アンダーウェア上下
  • 下着
  • 靴下左右
  • オフロードブーツ左右
  • レース用の飲み物
  • ガソリン
  • 2ストオイル

現地についてレースの恰好をして突っ立っているわけにもいかないですし工具やケミカル、混合用の容器、ラダーレール、椅子、宿泊道具、あとオフロにもいくのでそれらのグッズ等・・・・とにかく持ち物が多いのです!

これらを合わせると結構な量になるので小さい袋に小分けしていると埒があきません。

という事で今回購入したのがコレ!!!

これを二つ購入し、この中にほぼすべてをぶち込むスタイル。

1つの箱にメットとプロテクター全てとオフジャー等の衣類も入れることが出来ました。残り一つにアウトドアグッズやら工具やらケミカルやらをぶち込みます。

ブーツ等大きいものは入りませんでしたがそれ以外はほぼすべて入りましたね!

家の置き場に困りましたがちょうどベランダにスペースがあったので普段は物置スペースとして利用するつもりで購入しました。普段はバイクグッズを締まっておこう。

この箱のうれしいのは「雨が降っても防水であること」あと「頑丈なのでトラックの揺れなどでもヘーキ」な2点です。

積み込みは楽々だった!

バイクをラダーを使って載せてタイダウンベルトで固定→空いた場所にホムセン箱2つとガソリン携行缶、ラダーレールを設置→完成!です。

なお余裕はまだまだあります。これならタウンエースでも2台バイク詰めますね。2Tトラックはレンタル料金も結構しますし荷物が少なめならタウンエースで十分かも?!

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まだまだ余裕が。

今回一人で色々不安でしたが何とか荷物運び開始から積み込み完了までを30分で終らせることが出来ました。

一人トランポって気楽!!

折半レンタルトランポって複数人でワイワイできて楽しいのですが、一人トランポはまた違う楽しみがあることに気づきました。

…それは大好きなバイクを載せながら気を使わずに自分のペースで休憩したり走ったり休んだり写真を撮ったりできる事!!!

何ならラジオや好きな音楽を聞いて一人カラオケ大会だってできちゃいます!!

・・・最高かな?

今まではどちらかというとのせてもらう側だったのでトランポを欲しいとあまり思いませんでした。

でも自分が主体となって進めると俄然トランポの良さというかメリットデメリットを超えた楽しさがわかってしまったのです。みんなこんな楽しい気持ちでレース会場に向かっているんだなぁ・・・

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ミラー越しに見える愛車でおかずにご飯一杯

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いいぞ~

携行缶給油できない問題が…

現地へはガソリンを携行缶で持っていかないといけません。

携行缶自体はお世話になってるたいちゃさんにお借りしたのですが給油をめんどくさがって当日やればいいかぁとなりました。東京を出発した時に給油しておけばよかったものを、「重い液体を20Lも運んだら燃費悪くなるし現地近くで入れよう」とまたもやシティボーイの感覚でいたのです。

その結果、田舎のガソリンスタンドはどこも「セルフのみ」。

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どうれば…

そんなかんなで現地近くまでついていたのに東京方面へ戻りつつたくさんのガススタを探すもセルフしかない。。。

「終った…」と思っていると、セルフのガススタだけど店員さんがいる場所を発見しました!(他の田舎のガソリンスタンドは人間が不在でカメラで監視されているんですね。しらなんだ)

ワイロを払ってでも携行缶に給油してもらおうと思いながら店員さんに頼み込むと、すんなり

「大丈夫ですよ(にっこり)」

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…田舎は最高だってはっきりわかんだね

給油も完了したので現地へ向かうぞ!

日野カントリーは開場につくまでが難所だった

今回もお世話になってるマツケンさんと一緒に出場するつもりだったのですがマツケンさんのお知り合いの方も参加するとの事。

その方が朝早くに現地入りするとのことで一緒に僕も行くことに。その方とは現地近くのコンビニで合流。(ガソリンの件で一時間近く遅刻したのに「大丈夫だよ~」と。本当にすみませんでした!!)

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朝は写真のゴールデンタイム!

食糧などを購入。その方のハイエースについていくことになりました。

・・・どんどん山に入っていくのですが明らかにおかしい道になってきました。

具体的には道幅が異常に狭く、更につづら折れの急坂が沢山なのです。前のハイエースの後輪がキュルルルルっと空転して白煙を上げながら登っているのを見ながら、

「あぁ…エンデューロはすでに始まっていたんだな」

って。

無事に会場に到着した時は謎の達成感がありました。やっとついたぞ!!!

到着してしばらくするとマツケンさんも到着。再会を喜びながらバイクをおろしたりゆっくりしゃべったりバイクをレース用に整備したりして過ごしました。

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ナンバー外したり

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フレッシュハイオクタン価ガソリンにBel-Ray2サイクルオイルを添えて。

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…(この後めちゃくちゃ混合した)

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人間の飲み物もKON-GOです

スクールは噂通り良かった

レース前日の有料スクールはやはり初心者の僕は参加して正解でした。

有料スクールという性質もあるのでさらっとだけ書くと、モトクロスやトライアルの国際A級(ようは日本で一番すごいクラス)の選手から初心者向けにいろいろ教えてくれるっていう内容です。

初心・中級・上級とあり僕はもちろん初級。クラスごとに集まりレッスンを受けます。

が全員で最初にオフロード雑誌でもよく名前を見かける鈴木健二さん(このレッスンでは校長と呼ばれていた)の座学講座がありました。これが良かった。

「いかに怖くなくバイクを運転するか」

という内容でなるほどなぁの連続。沢山ポイントがあったのですべては意識するのには大変ですが一つずつ意識するだけで変わってくる大事な要素ばかり。

座学の後はチームごとに分かれて3名の先生のレッスンを交代で受けます。

それぞれ良かったですが、個人的にはやはり健二先生のレッスンが良かった。何が良かったかというと「自分のライディング姿勢をみてフィードバックとアドバイスをくれた」ことです。

バイクって基本自己流ですよね?

自己流でもうまく走れる人はセンスが良かったり運動神経が良い、という感じだと思ってます。僕はセンスも運動神経も悪いので指摘してもらえるのはありがたいですしそれがプロなら100%疑いも持たずに信じることができます。

僕は「ずいぶん窮屈そうにのっているねぇ~」と最初に言われ、言われた通りに変更したところ本当に恐怖心が減ってカーブやブレーキがうまく出来るようになったのです。ついでに宝くじにもあたって彼女も出来るレベル。

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ネタ画像みたいになってしまったけどこんな感じでやる

教えてもらったことはすぐに完璧にはできないですが今後も意識・練習することでもっともっと身に着けていけるレッスンでした。

他のお二人の先生もすっごく勉強にはなったのですが全体向けに説明することが多く個人的な「君、もっとこうしたらいいよ」というものが少なかったです。もちろん教えてもらう内容はどれも勉強になったのですが個人的にはもう少し個人的なフィードバックがほしかったかなぁ。

スクールは朝からビッチリのスケジュールだったのでへとへとかと思いきや、座学や解説の時間が多めだったので疲れはあまりありませんでしたね。

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スクールはお弁当とお茶付き!

レッスンは初心者は一回は受けておこう!

このレッスン自体は色々な方が言われている通り、

「初心者なら一回は受けておいた方がいい」

と声を大にして言いたいです。できれば翌日のLitesとセットで申し込むことをオススメしますよ!教えてもらった内容を覚えているうちに反復練習するのが一番大事ですから!

小手先のテクニックよりは基本的で初心者が中級者にレベルアップできるためのエッセンスが盛り込まれた内容だと感じました。そしてなにより、本や雑誌でしか見たことが無いオフロード業界のトップクラスの方が身近にいてなんでも質問で来たり教えてくれるという環境は雑誌10冊を買うよりも価値のあるものだと強く感じましたね~。

僕は恥を忍んで普段から気になったいたちょっとしたブレーキの踏み方やシフトチェンジの仕方のコツなどが聞けて満足。個人用に動画も撮影しておいたのでオフ遊びする前には毎回見返したいくらいです。

ウソハチさんと合流!

朝8時から夕方の17時までのレッスン・フリー走行が終わりパドックへ戻るとEDR乗りのウソハチさんが到着していました!

ウソハチさんもLitesに出るのです。

元々JEC Litesのことを教えてくださったのがウソハチさんで前日のアカデミースクールもオススメしていたのです。それ以外にもマツケンさんのお知り合いの方々も5人ほど到着しており翌日のレースに向けてゴゴゴという効果音が聞こえてきます。。。

なおレースは午前中がJEC Litesで午後はガチなJECの本選レース。

本選はみなさんポイントを獲得する為に真剣なので本気度が違います。マツケンさんのお知り合いの方も一人はIB(国際B級ライセンス)だし他のお二人もナショナルクラスというクラスの上位者。Litesですらうまいなぁと思う人ばかりなのに本選はもっとすごい人が集まっているわけですね。

整備不良からの整備ミス

スクールで先生から「うわっ!このバイク、アクセルスロットル重すぎィィィ!!」って言われてしまい、スロットルのメンテナンスをすることにしたのです。

僕が一人でうだうだやっていたのを見かねて、マツケンさんとすでに晩酌を始めていたウソハチさんに助けていただきながら見てもらう事に。

その結果スロットルコーンではなく、ハンドガードがスロットルコーンと接触しており、それがスロットルの動きをシブくしていたことが判明したのです。ようは僕がハンドガードを付けたときからずっとスロットルとガードが当たっていたのでアクセルが開け辛くなっていたようです。

それらを治してハンドルガードを外す時に事件は起こりました。。。

ハンドルガードを固定する為に小さいネジ受けがあるのですがそれがハンドルレバーの中に入ってしまったのです。

まぁこれ自体は過去にもEDR君で経験ずみ。バイクを横に倒してあげればハンドルレバーの穴から落ちてくるはず…

はず・・・

落ちて、こないみたいですね。

どうやらハンドルレバーの中に土が詰まっており、ネジ受けもそこに引っかかってしまっている模様。長細い棒の先端にガムテープを付けてみても全然ダメ。

結局反対側のハンドルガードも外し、反対側のハンドルレバーの穴から、分解したハンガーの針金を挿入してツンツンと突っ込んでようやく取り出すことが出来ました。

この騒動でマツケンさんのお知り合いの方々にも手伝ってもらったりと大事に…

パーツが外れたので後は取り付けなのですが更に問題が…

ハンドルガードが曲がっているのか、うまく入らない。。。そのあたりも知り合いの方(名前を書けなくて残念だ)にやっていただき、ハンドルのいちあわせもやっていただき、なんとか元通りに…

まさか「スロットルをスムーズに動かせるようにするため」にやった作業がここまで大事になるとは…

助けて頂いた皆様、本当にありがとうございました!!!

オフロ!焼肉!

作業が終わるころにはもうすっかり夜。(僕のせいでみなさんをお待たせしてしまいました・・・)

オススメの温泉があるとのことで皆で行く事に。(ウソハチさんは夕食買ってきてしまっていたのと晩酌もされてたのでお留守番)

到着するとなかなかの広さの温泉で、一日中の疲れや筋肉をほぐしつつリラックス。なによりもスクールではほぼ日向にいたので汗ダクダクだし砂埃も結構あったので体中が砂と汗だらけだったので最高に気持ちよかった!!

温泉は早めに出て、オススメの焼肉やさんへ!

結果から書くと最高においしい焼肉でした。タンの分厚さや肉の質が違う。カルビなのに脂肪たっぷりでトロトロだったのには驚いた。普段家のご飯ばかりなので外食ってだけでテンション上がるのです。

やっぱ…群馬の安くてうまい焼肉を…最高やな!

夜は早めに就寝

ありがたいことに酒飲みが少ない為、特に宴会も無くゆったりしつつ早めに就寝させて頂く事にしました。

今日、2時間しか寝てないからね。僕。

今回はトラックの荷台にテントを立てて寝るスタイル。

翌朝は6:40にはバイクをパルクフェルメというバイク保管スペースにレースに出れる状態で持っていかないといけないので6:00には起きてバイクの最終チェックをしようと心に誓い、テントに入ります。

テントの中は結構蒸し暑くてシュラフは使わずにマットだけで十分でした。…が朝になると結構冷え込んできたのでシュラフはあってよかった、かな。

いよいよレース当日!!!

よく眠れ、いよいよレース日です!

JECオフローダー達の朝は早い

5:30頃に話し声が聞こえ起床しました。

起きるとウソハチさんのお知り合いのマサさんが到着されていたようで二人で話されていました。テントから寝ぼけた顔で顔をだし、ごあいさつ。マサさんはBMW 1200GSでオフロードをバイクを始め、KTM 690ENDURO Rを購入そして現在はKTM250EXC-Fに乗っているとの事で境遇がにていますね~

千葉ではウソハチさんが有名なオフローダーだったことを知り驚きつつ楽しくお話できました。レースは二人とも僕と同じC(初心者)クラスに出られるのと二人元も過去にLitesを経験しているとの事でいろいろ教えていただけました。

そして天気は・・・・

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KI RI DA !!

霧で視界がかなり悪い。雨は降ってないですがサラサラとマイナスイオン的な水分を空気中に感じます。

パルクフェルメにバイクを駐車しにいく

朝ごはんを軽く食べつつ、いよいよバイクをもってパルクフェルメ(仏: Parc ferme)という名のバイク保管場所へ!レース開始です!

WEXだとそのままスタートですが、オンタイム制だとパルクフェルメへバイクを置いてから1時間くらいあります。なのでバイクを置いてまたパドックにもどってくるのです。なので普段着にヘルメットをかぶるだけのスタイルで向かいました。

パルクフェルメへバイクを入れる前に車検があり、ゆるみや整備不良が無いかをチェックされます。

僕はトランスポンダ(レンタルしたタイム計測機)の締め付けが甘いと指摘を受け、「あとで工具でガッチリ締めなおします(迫真)」と伝え何とか回避しました。

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パルクフェルメの様子

車検通過のステッカーを張ってもらいパルクフェルメ内の自分のゼッケン番号が書かれている場所へとめます。スタッフの人が場所を教えてくれたので迷わなかったですね。

バイクを駐車したらパドックへ戻ります。

パドックで30分ちょい待って開会式とブリーフィング

パドックでしばし時間を潰し、ブリーフィング開始。

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雨です・・・

このころには完全に雨。

カサを刺さないときついレベルの雨がザーザーと降っており、司会の方は目が悪いのかずっと「今日は快晴で青空の中でのレースですね!」と意味不明な事を言っていました(半死)

路面は立っているだけでもきついくらいズルズル

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ほら…

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ほら・・・

実は僕、マディって初めてなのですよね。晴れ男だったので・・・

コースの変更情報やルールの確認、そして全体での記念写真と非常に好印象なブリーフィングでした。雨さえ降らなければ…。

ブリーフィングが終わったら10分後にはレース開始です。

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これマジで終わったな…

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愛用してる天気アプリかこんな通知が…板橋区は曇りのち晴れですか…そうですか。(糞アプリなのでレビューで☆1つにしてやろうか?)

いよいよレースが始める!!

10分後開始!と言っても全員一斉ではなく人によってレース開始時間がバラバラなのです。これがオンタイム制の面白いところ。

マツケンさんはBクラス出場で一番最初の組だったので10分後にレース開始となっており若干焦られてましたね。ちなみにレース開始時刻までに到着できないとペナルティです。

僕も20分後にはスタートなので急いで準備。いよいよ出発だぜ!!!!…ですがバイクがなくメットを片手に徒歩で出撃する自分に違和感。

なにか忘れ物をしているようなそわそわ感。何度確認しても問題ないのでやっぱり気のせい。とにか落ち着かない。指定時間までにパルクフェルメへ到着しなければ…。

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霧の中のパルクフェルメ

2分前にパルクフェルメへ到着!スタッフの方が名前を呼ぶを待ちます。待っているとちょうど最初の組(まつけんさん)がスタート!

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ドキドキ!

マツケンさんを応援してると僕の名前が呼ばれたのでパルクフェルメへ入場。いよいよだ…。

パルクフェルメでバイクを受け取る

パルクフェルメに入る時にタイムカードを受け取り、自分のバイクへ駆け寄ります。しばしの別れだったのに再開出来てすごくうれしい!これから頼むよ!EXC君!

タイムカードをカードホルダーへ入れます。

カードホルダーは定番のトレックフィールドさんのヤツ!問題なかったしよかった。

バイクを押してパルクフェルメを出て近くのスタート地点へ向かいます。ちなみにここでエンジンを掛けたらペナルティ。ちゃんとエンジンがかかるかなぁ。不安になってきた。

スタート地点でもちょっと待つ

スタート地点にはバイカーが列を作って待っており、先頭の3名の人がエンジンをかけずに待っている状態でした。

そしてスタッフの方がスタート!とやると3人が一斉にエンジンをかけ、それぞれゆっくりスタートしていきます。見ているとあえてゆっくりスタートしていたり念入りにエンジンを暖気していたりする人もいました。WEXみたいにオラオラと勢いの良いスタートは見られないです。

・・レースですがこれはオンタイム制。タイム計測区間以外は遅くならなければ自分のペースで走れるのです。

「なんだかウォータースライダーの待ち時間みたいだな」

なんて思いながらバイクをチェックしているふりをしたりしているととなりの方と目が合い会釈。そこからしばらく「ドキドキする」「初心者です(迫真)」「雨で最高ですね」とか他愛もない話。レースなのでライバルですがWEXと違いジェントルな感じ。

何だろう、「やっべー、次の英語のテスト何も勉強してないわ~」っていうクラスメイトの話を聞きながら過ごす休み時間みたいな感じ?

そしていよいよ自分の番!

スタートラインにつくと、サーキットとかにありそうなスタート用のランプとカウントダウンタイマーがついている機械(名前なに?)があることに気づきます。カウントダウンされれ0になるとスタートです!

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スタート~!とスタッフの人が旗を振ったので、僕もエンジンを暖気しつつぼちぼち出発する事に。このゆるーいのも良いですね。

レーススタート後もまったりツーリング気分

一周目はテスト区間もタイム計測がありません。ようは下見回。

ツーリング気分で初めて走る道をゆっくり進みます。

・・・最初はマディな登りで既に前のバイクが走った跡の轍が出来ていました。タイヤはレース2回目のVE-33なのでグイグイ進んでくれますし特に問題はなかったです。

しばらく登ると今度はくだり。根っこの階段を下ったりして林道を走ります。

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こういうくだり

そしてまた下り。斜度的にはそこそこの斜度ですが林間を下る感じなので結構怖い。というか久々の下りで全然うまく走れない。一回謎のビビリが入り止まろうとして止まれずにテンパって自らバイクから離脱。わけのわからないコケを経験しました。その後はエンストしたまま惰性で下り、またフラット林道を走ります。というか舗装路も多く、なんか本当に林道です。

フラット林道を走り終えるともう会場の受付あたりに出てきましたここからいよいよテスト区間です!

テスト区間の一部は前日のスクールでも走りましたが全然うまく走れない。ノーゴケでクリアはしましたがとてもタイムを出せる気がしないテスト区間でしたね。

テスト区間をパドックへ戻ります。

到着すると僕より前に出発した皆がいて「あのマディで渋滞していた」とか「テスト区間のあのカーブでどうこう」とかおしゃべり。こういう情報交換ってなんかいいよなぁ。

そして僕より先にみんな出発。僕もその流れで出発しタイムチェックポイント手前で待機です!

…いよいよこの周からテスト区間の計測もある本番です!!

2周目以降は作業的だった

今回のオンタイム制では「タイムチェック→ルート区間→テスト区間→パドック→」というのを5回繰り返せばOK。時間を気にするのはタイムチェックのところ。あとはテスト区間の走行タイムの二つ。

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コースマップ

書いていなかったですが、朝の段階で自分が何時にタイムチェックするかを書かれた紙が配布されているのでその時間通りにタイムチェックを通過するのです。

例えば「1周目は08:00で2周目は08:25で3周目は08:50」と決まっているのでその時間ジャストにタイムチェックポイントに入場するのです。

ここで1分でも早かったり遅かったりするとペナルティ。Litesではまず遅くなることは無いのでパドックで休憩して指定時刻まで時間を潰す事になります。

タイムチェックポイントに到着すると大きなデジタル時計があり秒までわかります。で例えば8:25だった場合、8:25:00から8:25:59までにゲートに入ってチェックしてもらえばOKってワケ。

一周目はいろいろびっくりしたルート区間も二週目からは特に何も感じない道でした。一周目であらかた行っちゃいけない場所をチェックしたりしていたし道も短いので気持ちよく走る事が出来ました。

ルート区間はタイム計測が無いので遅くてもタイムチェック時刻に間に合えばOK。なのでみんな無理せず、でも結構転んだりしていましたね。本当に林道ツーリングみたいでした。

前の人が遅くても特に抜かすことはしないですし、前の人もちょいちょい止まって先言っていいよ~ってジェスチャーしてくれます。

そして問題のテスト区間。

「スタート!」と言われたもののやっぱり攻めきれずに惰性で走る感じ。そもそもかっ飛ばす走行ってやったことが無いのでどうしたらいいのかわからない!とりあえず直線ではアクセルを開ける努力をしますが足りないかなぁという感じ。

とりあえず転ばないように、開けられるところはなるべくあけるスタイルで頑張りました。

テストを終えてパドックに戻る。

10分ほど余りましたので水を飲んだり塩タブレットで塩分補給したり、バイクの増し締めしたりして過ごしました。

これをあと4回繰り返すのか…

休憩がとれるのはいいですがなんか燃え尽きないというか、、、、たぶんテスト区間であまり走れていないからかも知れませんが、そわそわする気持ちが大きかった。

でまたタイムチェック→ルート→テスト→パドック休憩→タイムチェック・・・

と繰りかえして無事ゴール!

ゴールした後はパルクフェルメにバイクを保管すると聞いていましたが、今回はこの後にJEC本選があるのでそのままパドックに戻ってよいとのことでした。

なお、日野カントリーオフロードランドでは洗車機を無料でお借りできるようでレース後に洗車している方が!!経験者のウソハチさんとマサさんも同様でパドックになかなか帰ってこず、ようやく帰ってくると「洗車してきた」とのことでした。なるほど…

ちなみに様子を見に行くと洗車待ちの渋滞が・・・・しばらく様子をみていてもまったく進む気配がないし、洗車はあきらめることに。

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今回も

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無事に

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ドロ

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ドロ

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デス

しかも…

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レースが終わった途端に晴れてきやがる…

リザルトは二つあった

実はレースの最中もリアルタイムで結果がわかる「ライブリザルト」というものがあったようで誰でもケータイ電話で見ることができます。

それをみれば自分のいまの順位やタイムがわかるので戦略が立てられるわけですね。

あともう一つが「公式リザルト」です。こっちはレース後に発表されるもの。公式なので後から見返すなら公式です。がライブリザルトは自分の順位等が見れるので結構楽しいですね。

結果は?

僕の結果ですが23台中12位。とはいえ5台が棄権したので12/17位。

テスト区間はコケルことはなかったけど全然攻めることが出来なかったのでこんなもんだよなぁ。実力だと感じました。

でもでも!個人的に満足なのがテスト区間の走行タイムがどんどん改善されたこと。

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下の小さい数字がタイムです。1:48.78でしたが徐々に短縮していき最後は1:39.57と40秒代を切ることが出来ました。あと100回くらい走ったら20秒代もいける?!

IBクラスに出ている方から「のびしろがたくさんあっていいねぇ」とフォローして頂いてしましました笑

ウソハチさんやマサさん達は30秒前半から20秒後半って感じだったので彼らとは10秒くらい差がありますね…。あとマツケンさんも20秒代前半って感じでやっぱりはやい!あと昨晩整備ミスを救ってくださった方はほぼ10秒台。僕とは25秒くらい差があります!(表彰台入られてましたね)

僕の中でのレースは自分のポジションを確認する作業

コンマを削って戦うのもレースですが、僕のような初心者やプロを目指さない人でも参加する事で得ることが出来ることがあります。

それが「自分のポジションを確認する事」です。

普段は林道なんかだとみんな「自分はまだまだ余裕ですよ」てきな感じであまり本気で走ることってないです。(林道は楽しく走ろうね)

でもこういうレースでは言い訳不可能で自分の実力がタイムという数字で残り、それを嫌がおうでも比較・格付けされることになります。

  • レースで好成績を出すために練習する
  • 普段の自分のレベルを図る

プロなら前者ですがアマチュアや趣味でやっている人は後者だけでもレースに出る価値があると思います。

僕は前回WEXにも出場しましたが大体同じ感じ。

たぶんこのままレースに出続けてもあまりリザルトは変わらない気がしますしこの結果をもとにまたオフロード遊びながら練習もしつつ、たまにレースに出て自分の位置を確認するのがいいのかなぁと思います。レースの為にだけに練習するのはちょっと嫌だしそもそもそんなにバイクには乗れません涙

僕はこれでも家庭と趣味(バイク)を両立してこその人生だと思っていますし、バイクはいつ降りるのかもわからない趣味なのです。(だからこそ乗りたいバイクやジャンルがあるなら乗れる時にやった方が良い)

という事でこれからもマイペースに遊んで、たまにレースにでて自分のポジションを確認するのがいいかなぁと感じています。

ここからは本音だけど、

まだまだ皆さんとは争うレベルに至れてないのがちょっと悔しい!

もうすこし頑張って皆とリザルトを見せあいっこたり競ったりしたいなぁというのもまた本音ですね。EXC君がおこってますww

WEXかLites、初心者がでるならどっち?

個人の意見ですがWEXかLitesなら僕は「Lites + アカデミースクール」をオススメしたいです。

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理由は様々ですが1つだけ挙げるなら「Litesの方がキッチリしている」から。

Litesは全体的にきっちりしてます。

例えばLitesは申し込みすると受付完了のはがきが送られて来るので受付できたんだなぁっていう安心感があります。さらにイベント二日前に当日の詳細(受付や開場時間、アクセス、スケジュール等)のリマインドメールが送られてきました。これも僕の感覚からするとあってほしい類の情報です。そして何かスケジュールに変更があった場合にはちゃんとメールで周知してくれます。

オンタイム制はルールはすこしわかりずらいと言われていますがスタッフの数もかなり多かったので質問も全然出来る環境でした。実際走っていて次どうすればいのかもスタッフさんに聞けば大抵親切に教えてくれますし、WEXよりもフレンドリーだと感じました。

そしてスケジュールに従って動いていればまず大丈夫です!ちゃんと朝にはブリーフィングもあるのでそこで概要の確認や質問もできます。ルールはなんとなくだけ頭に入れておけば、あと細かいことは現地で確認しても問題なし!

WEXはその点では放置主義というか確認メールなんて来ないですしレース当日も殆どその場でアナウンスされる情報が便りです。それにスタッフの人とからむことはほぼなかったです。その分楽なんですけどね。

あと初心者にとって良いのが、Litesは一斉スタートではないので他のバイクとの競ったりすることもあまりないですし自分のペースで走ることができます。

でもWEXの方が僕は好きかも…

まだ1回しかLitesに出ていませんが、僕はWEXの方が好きだと感じました。

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レースに出る前まではLitesの方が好印象でしたし開場を出るまでの印象も同じでした。ただオンタイム制というのが予想以上につかれると感じました。

まずオンタイム制のルールでは大原則として「テスト区間で早く走れないと意味が無い」です。マツケンさんが「テスト区間はまるでフィギュアスケートみたいだ」と話していたのを聞いて言い得て妙だなと。テスト区間は120%頑張ってタイムを出さないといけない、けど転んじゃいけない。そのギリギリを攻めるのがJECって感じで結構胃が痛くなります。1ミスが大きいのですよね。

しかも朝から常にスケジュールでガチガチに縛られているのですごく精神的に疲れる。

「何時から○○をしなければいけない、そのためには☆☆を何時までにしておかないといけない」みたいなのをずっと考えていないといけないのです。

常に時間やタイムを気にしながら走るので忙しいですし走りになかなか集中できない。

あと、今回は雨で急きょコースが変わったのもあるかと思いますがコースも短く、レース自体も短いと感じました。正直走り足りないなって。休憩回数も多く毎週走るごとに10分も休憩できますしなんならハイドレーションパック背負わなくてもいいかもですし、WEXみたいに2時間走りっぱなしになることが無いので肩で息をすることもないのですよね。

WEXのように時計を見たらまだ3周は確実にしないといけない時間だったことに気づき絶望したり、終わった後は動けなくなるほどの疲労感もない。

・・・あれ?書いていてなんでWEXの方が好きなのか、伝わらなそうな気が…。

あとやっぱりお祭り的な全員でのスタート、ゴールの方が盛り上がってやりきった達成感があるなぁと。せっかく走るならやりきった感というかそういうものが欲しい。Litesはそういう意味ではちょっとオシャレすぎてで物足りないイベントだったように感じました。

ただ単純なライディングスキルというか早く走ることが出来る人はこっちの方が遅い人に邪魔されなかったりするので楽しいと思うかもしれませんね。

僕は今のところはもっとハァハァするレースの方が好きかなぁと思いました(僕はドMではないですよ?)

まぁ遅いやつが何を言ってもダメですねw

速く走れるようになったらまた考えが変わるかもしれませんが、達成感はWEXで120分走りきった方がありますよ!

ヒノカンツアー

Litesは終わったのですが本選が午後から始まりました。

せっかくなのでレースを見ていたらマツケンさんが親切にも日野カントリーオフロードランドを徒歩で案内してくれることに。

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楽しいヒルクライムスポット(壁)

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人間が歩けないのですけど…

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これ落ちたら死にますね?

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全部このレースに出れば体験できるそうです(白目)

この後も色々な楽しい場所を見学させて頂きました。

マツケンさん「今度はバイクで来ようね(にっこり)」

こ、これは楽しみですねぇ…(震え声)

まぁこっちも徐々にやっていきたい、、、かも?

トランポはやっぱりラク

本選が始めると洗車場はガラガラ!なのでタイミングを見計らってしっかりEXC君を洗車。そしてトランポへ積み込みました。そして荷物は全部ホムセン箱にぶち込んで荷台に載せれば完了!

うん、やっぱりトランポ楽だなぁ。最近車をみると「トランポできるかどうか」をつい考えてしまいます。

これはまずいですね(車はまじで買わないから!!!)

ちなみに軽トラのガソリン代金は往復で以下でした。

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こんなもの?

結局レンタルすると48時間で1.7万円。高速代も入れれば2万円では足りない。毎月レンタルしたら死んでしまう…。

やっぱりこれからもトランポはなるべく相乗りで折半していくのがよさそうですね(震え)

まとめ

初めてのオンタイム制JEC Litesに参戦してきました。

結果はオンタイム制はそこまで難しいものではなく一度でもLitesで経験すれば理解できるものでした。前日の有料スクールも価値のあるものだったので初心者の方なら一度は受けてみることをお勧めします!

レース自体は個人技って感じで淡々とタイム測定を繰り返す感じでしたが自分のポジション(下手さ)にも改めて気づくことができて得るものは多かった!

また一人でのトランポレンタルも問題なくこなせましたので遠征もまぁいけなくはない!ただお金がかかりすぎて死んでしまうのでやっぱり相乗りで参加するイベントをメインにしていこうと思います!

次はどんなイベントに参加しようかなぁ~。あ、9月は僕主催のオフロードツーリング、10月ははてなブログツーリングとイベントづくめですが、楽しく遊んでいきましょう。

こんな感じ。

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