ぼっちバイカーのブログ

KTM 690 ENDURO Rでオフロードバイクデビューした初心者バイカー。最近250EXCヘ乗り換え。家庭もバイクも両立して楽しみたい!そんな野心を秘めた趣味ブログ

KTM 690 ENDURO Rは本当に舗装路からクロスカントリーまでこなせるすごいバイクだった

こんにちは。ぼっちバイカーです。

僕はKTM 690 ENDURO R(以後EDR)という乾燥重量139kgのビッグオフバイクに乗っています。オフロードするのには重く、長距離ツーリングするには他のビックバイクより心もとない。そんなバイクでクロスカントリーレースWEXに参戦するぞ!と宣言しました。

www.botti-bk.com

詳しい体験記はすでに記事で書いています。

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すっごくきっつーでしたが楽しかった!

今回はEDRがレースでどうだったのかにフォーカスして報告しようと思います。

WEX関連の記事はこれが最後。

そして!

WEX公式の写真が公開されたのでその写真もご紹介していきます!

EDRはレースでも完走することができた!

WEX GAIAでは120ミニッツという一番長い時間を、そしてコースも森の中のウッズを沢山走る一番長いコースを走り切ることができました。結果は7週。120クラスでも最下位ではなかったのです!

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プロが撮影してくれた走行中の僕…うれしい…

もちろん、どんなバイクでも騎乗スキルが高くオフロード慣れしている方なら完走できると思います。でも僕は初級者(初心者ではないと言われたので…)で月に多くても2回くらいしかバイクに乗れておらず、WEXの前にがっつりダートを走ったのは60日前です。

皆には言っていませんでしたが、レース前にWEXの動画を見て、自分が本当に走りきれるのかなぁと当日まで不安で仕方ありませんでした。

レース初心者がEDRでら本当に行けるの?

雑誌riderの編集長三上さんも同じEDRでJEC(本格的なエンデューロレース)に出場し、半分以上のレースを時間内に完走しています。(あっちはオンタイム制という時間にシビアなレースなのでJECの想定内の時間でコースを走りきる事ができたという事になります)

ただ、彼(お会いした事ないですが)はベテランで普段はレーサーでレースに出ているあっち側の人。上手い人が乗ればバイクはなんでもいける、っていう可能性が大ありだったのです。

その辺りが不安でした。

レースもいけたけどノーマルではきついかも

WEXに参加して、EDRでも完走を目指すならば全く問題なかったという事がわかりました。大変だけど自分のペースでならいける!これは雑誌riderの三上さんと同意見。まぁ、あちらはもっとハードなコースを走っていますが…

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EDRの太い排気音はレースでも異質だったはず

ただもちろんノーマルのままだと苦しい部分も多いです。

レース仕様にするならやっておきたいカスタム

EDRはレース用途で設計されていないため、ノーマルから変更したほうがいいパーツがいくつかあります。個人的に紹介します。

タイヤ

オフロードを走る方ならわかるかもしれませんがタイヤは重要です。それこそレーサーのようなレース用マシンでもタイヤがダメだといい走りはできないと聞きます。下手なカスタムよりもタイヤにお金をかけたほうが満足度が高い気がしています。

本来。EDRは公道も積極的に走れるバイクなので公道走行可能なタイヤがいいかもしれません。がせっかく21,18インチタイヤを履いているのですし一度はブロックの高いレース用タイヤを履いてみるのもいいのではないでしょうか。

僕はフロントがBR-99でリアをVE-33でレースに出ましたが文句なしのタイヤでした。レース中難度が急坂の途中でエンストしてしまったことがありましたが、タイヤがしっかり地面を掻いて進んでくれた為無駄な体力を消耗せずにすみました。…この辺りはヌチャヌチャだと違ってくるかもしれませんが。

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ビードストッパーも一つ、できれば二つ入れると参加の心配か減りますね!

ギア比を加速重視へ

EDRはオンロードメインで設計されてますのでレースのような場所を走る場合には少しギア比が高すぎる気がします。アイドリング状態でもかなり早いスピードでドコドコ進んで行きますし、ギア比は調整したほうがいいです。

安く済ませるならフロントスプロケットを15Tから14へ変更してあげましょう。これならチェーンはそのままでだいぶ加速重視になりますしスイッチするのも比較的簡単です。

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なお僕はほぼ知的好奇心でフロントだけでなくリアも45Tから50Tへ変更しました。フロントと合わせると純正から8T分加速重視になったことになります。やりすぎ?

ここまでやるとアイドリングでのスピードも落ちてエンブレもしっかりとかかるので下り坂があまり怖く無くなります。あと不用意な体重移動やアクセル操作で軽々フロントアップするようになります。意図的にできればかっこいいですが僕はほぼ予期しないフロントアップになってしまうので参ってます笑

EDRは大排気量なのでどうしても低速でエンストしやすくなってます。この辺り体感では改善されていると感じることができましたのでギア比変更はオススメです。

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燃料タンクキャップ

EDRはリアにタンクがあります。

これだけでもかなり不思議な設計なのですが、さらに燃料タンクキャップがすり鉢状になっており、キャップを開けると周囲の泥がタンクに落ちる仕様となってます。

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雨の中コースを1週走っただけでこれ・・・

レースではナンバーを外す関係もあり泥がタンクキャップ周りにたくさん付着しますので、この部分は早めに交換したほうがいいと声を大にして言いたいです。

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ハンドガード

ノーマル状態でもハンドガードは付いていますが、樹脂なので岩場などでこけると樹脂がぐにゃっと動いてブレーキやクラッチレバーが折れます。


ハンドガードがあると安心

この辺は好みですが個人的にはアルミハンドガードは早めにつけたほうが安心できるにしてます。

ラジエーターガード

ガード類はたくさんありますが、被害的にはラジエーターは7万円弱なのでガードをつけておきましょう!

なおガードをつけていてもあくまで衝撃を和らげるもの。都度修正したり過信しすぎのは危険です。

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…このくらいでしょうか。オンロードメインなら全く不要な装備ですが、オフをやるならあった方がいいとレースを終えて思ってます。

レースを走ってみて分かった事をざっくばらんに紹介する

ここからはレースを走ってみてどうだったのかをいろいろ紹介します。あ、内容に関係なくWEXの写真を貼ってくよ!

またこれは上記カスタムを実施した上での感想です。

EDRでも割と快適に走れた!

実は結構快適でした。

“レース中辛かった"と書いてましたが体力の分配ができてなかっただけで、後半は省エネ運手をすることで快適に走れていたのです。

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レース開始時の僕

なぜならマシン自体は他のレーサーに比べてもパワーが緩やかに出てくる、そしてWP製のサスがしっかり仕事をしてくれていたのだと思います。

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EDRはフロントサスのプリロードをその場で調整できるので、コンプレッションとリバウンドの両方を柔らかめに設定してあげることでそれだけでもかなり快適に走れます。シートも柔らかいのでウッズも基本シッティングでいけました。

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さわやか林道ツーリングって感じ

…この辺は長旅でも疲れないように作られてるEDRのメリットが行かせたかなぁと。

ハンドルキレ角とハンドルの長さはハンデ

巡行性や快適性を重視しているせいか、EDRはハンドルが長いのです。

その為今回のウッズでも木と木の間を走るとかなりギリギリでした。狭い道は都度徐行しながら通過する必要があり結構ストレスでした?ハンドルがもう少し短ければ安心してスイスイいけたはずなのでこの辺はハンデですね。

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ウッズの細かい木々があるとほぼ徐行を強いられる…

あとはハンドルの切れ角。

EDRはハンドルの切れ角が少ないことで有名です。オンロードでも取り回しには苦労したり、Uターンのような切り返しはかなり気を使います。

今回のようなレースだと、切れ角が少ない為つづら折れのようなカーブ、そして急な方向転換がかなり苦しい。停止してアクセルターンで多少は調整できますが、走行しながらは無理。この切れ角のせいで何度も押したり引いたりしたことでかなり体力を消耗しました。

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ここだけは本当にハスキーの701ENDUROが羨ましい…

これ自体は昔から変わらないので諦めていますし、余計なスタックをしないようにコースをしっかり見て進む癖ができるようになったので普段は気になりませんが、レースだとやっぱり不利となりそうです。

重さ重さ重さ重さ重さ重さ重さ

こればっかりは仕方ありませんが、EDRは他のバイクに比べて重いのでこけたときはかなり大変です。

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コケた写真は無かったけど、見るからに重そう・・・

重いことにメリットはない、と思っていたのですがどうやら重いことでトラクションが稼げる、という利点もあるようです。

転ばないようには走りますがやっぱり誰しも転ぶときは転ぶ。今回も5回ほど転びましたが引き起こしでは筋肉がピキピキ鳴り、翌日は爽やかな筋肉痛が楽しめます。林道ツーリングでは休憩多めなのでへっちゃらですしなれますが、レースだとゆっくり休むわけには行かないので大変でした。特にアドレナリンが切れてからの走行では集中力もなくなり火事場の馬鹿力も出なくなるので厄介ですね。筋トレしましょう!!

ビッグオフは重くてパワーがあるので扱いが難しいらしいですがいったん走り出せばそんなに重さは感じません!

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地面を掘りやすいけど…

レースへのスイッチはラクラクだった!

さすがREADY TO RACE(買ったらすぐレースできる状態で売られてるって意味)を掲げているKTM。

トレールバイクはレースに出る際に保安部品を外すかテーピングする必要があるのですが、EDRはこの作業がラクでした。

フロントマスクへアクセスするのにボルト6本、ヘッドライトをフロントマスクから外すのはボルト二本、ウインカーもすぐ外せるようになってます。

が、個人的にはレース用のフロントマスクが数千円で売られてるので買うのをオススメ。そうすればボルト6本だけでフロントマスクとヘッドライトもウインカーを外すことができちゃいます。


ここまでフロントフェンダーの4本とフロントマスクの2本のボルトを外せばいける

リアもウィンカー、ナンバー灯、ナンバープレートがセットになってるリアフェンダーをごそっと外せるのでラクラクです。電装は最初にいじる必要があった気がします。

僕はフェンダーレスにしてるのでナンバーだけ外してウィンカーはテーピングでおしまいでした。

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他の方もEDRをレース用に変えるのは楽ときいていましたがまさにそんな感じ。

そしてレースが終わったらすぐに元に戻せます。僕は最初レース用に変更するのに前後で1時間程かかり、二回目は30分で出来ました。慣れれば簡単だと思います。

足つきは必要かも…

僕は身長185cmなのでEDRでバランスを崩してもすぐ足をついてリカバリーしたりや足で支えたりすることができます。

WEXでは何度もバランスを崩しましたがボディアクションや足をつくことでこけるのを回避したと感じています。

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足を出すようにしてるけどバイクは全然バンク出来てないww

…これが足付きがわるい方だと苦行かもしれません。

ただ、安易に足がついてしまうのでボディアクションやアクセルでリカバリーすることがいまだに苦手です。本来はぐらっとした時ほどアクセルを開けてバイクを立ててあげるといいと聞きますし、そういう意味でうまい人は足つきは関係ないのかなという感じ。

結論:EDRはオフロードモデルではないけどオフロードも出来る

EDRは見た目こそオフロードバイクですが、もともとは690Dukeというネイキッドバイクのエンジンを流用して作られたストリートに分類されるバイクです。

海外ではEDRをラリー仕様やアドベンチャー仕様に改造してして大陸横断したりラリーレースに出たりする時のお供として使われますが、間違ってもオフロードメインで特にクロスカントリーやエンデューロをやるためのバイクでは無いです。

それはわかっているけど、アドベンチャーバイクのように「絶対ムリw」とまではいかず「無理だけどもしかしたらいけるかも?」と思わせてくれるところが憎く、そこがいい。これは兄弟車であるハスキーの701ENDUROでも同じ。

この辺の何とも言えないバランスがいわゆる「オンとオフのパーフェクトコンビネーション」なんじゃないでしょうか?

オンロードメインでもアドベンチャー化することで巡航距離増やしたり積載増やしたりできますし、オフロードメインでもラリー化しさしたり、そして僕のようにエンデューロ用にギア比やガードをカスタムすることでレースも出場できちゃいます。

この辺りは250ccトレールバイク以上に幅広く楽しめると感じました。その分本体に価格は高いのですが…

何したいかがはっきりしない僕にはこの懐の広さは頼もしく、走るたびに新しい性格が見えるのです。

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一番のお気に入り!

レース動画だぞ~

僕はGoProのスイッチをOn/Off間違えてしまいレース中の動画は一つもなかったのですが、のの君が動画データを送ってくれました。

全部はまだ見れていないのですが、レーススタートからの15分ほどの動画に僕も結構写っていたのでアップしました。

www.youtube.com

レースでのEDRがどんな感じだったか見てみたい方はぜひチェックしてみてください

・・・

ちょっとしたツーリングから林道遊び、アタック、そしてレース、いろいろチャレンジしてきました。次はEDRで何しようかな~

こんな感じ。