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ぼっちバイカーのブログ

KTM 690 ENDURO Rでオフロードバイクデビューした初心者バイカー。家庭も趣味も両立してかつバイクを通じて楽しみたい!そんな野心を秘めた趣味ブログ

失敗した五千魚スケートリンクと成功したピコ太郎との違いは杭の出方だけなんじゃないかと思った話

ニュース

こんにちは。ぼっちバイカーです。

今回は珍しくバイクと関係ない話。

テーマパーク「スペースワールド」の"五千匹の魚が氷漬けにされたスケートリンク"が話題になりましたね。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20161127-OYT1T50126.htmlwww.yomiuri.co.jp

残酷だ~とか生命に対する冒涜が~とかで炎上して色々言われた結果、中止となったようです。なんでも氷から体の一部が出ている魚をスケートで轢き殺してしまうと赤い線が残るんだとか…。

あ、僕は遠慮しておきます。

まぁ僕は東京都に住んでるので行くことはない外部の人間ですが、今回のこのスケートリンクの企画を見て思い出したことがあります。

出る杭は打たれるけど出過ぎた杭は打たれない

よく日本人はこの慣習が強いといわれていますね。

みんなで平等に成長していこう。中途半端に調子に乗ると叩かれるけど周りが引くほどやりすぎると批判できなくなるという慣用(?)。北米に在住経験がありますが出る杭というよりはライバルは引き落とす印象があります。あちらも結構陰湿です。

この企画は出る杭として打たれた

たくさんの魚達が氷漬けになっているスケートリンクなんてなかなかできる発想でないです。

「100人全員がダメだろ」と言われる企画はダメですが、今回の企画は100人中数名は滑ってみたいと思ってたんじゃないかなぁと個人的には思っています。

この企画が打たれた原因(打たれるポイント)。それは、

  • みんながハッピーになるテーマパークが主催だったこと
  • アピールのターゲットとして幅広い年齢層にしたこと

の二点なんじゃないかなぁって。

原因1. テーマパークが主催だった事

普段は「みんなで楽しい思い出を作ろう!」と発信しているいわゆる「お客様 is 神様」業界の人が調子に乗って上から目線でカッティングエッジな企画をしたらそれはみんな「調子に乗るな!」と叩きます。

だって彼らはお金をもらう代わりに「お客様に楽しみやドキドキ(でも絶対的なセーフティ)する体験を保証する存在」だから。ようするに嘘をついた。騙されたと感じたのではないかと思います。

この企画の中の人がTwitterで「実際には全てすでに死んでいる魚や写真を使っているのでこの企画のために死んだ魚はいない」と説明されたりしてましたが、魚がこの企画で死んだかどうかというのは単に叩くポイントの一つであり、根本的な原因は主催のポジションと企画内容とアピール内容がミスマッチだったんじゃないかなって。

原因2. 一般向けにアピールしてしまった事

今回は「みんなで魚が凍ったスケートリンクを滑ろう!」と子供から老人までが楽しめる企画としてアピールしてしまった。原因はこれです。

主催がテーマパークという時点で結構苦しいですが、例えばこれを「現代アート」として大人向けの18禁イベントとしてアピールしていたら、また違った結果になっていたんじゃないかと思ってます。

こんな定理があるのを知っていますか?

現代アートと言われると批判しづらくなる定理

僕が今勝手に作った定理なので知らなくても大丈夫です。

アートが理解できない=一定の教養がない

というのはわりと共通認識なのではないでしょうか。

アートという歴史も長い概念に対してケンカを売る人はまずいませんし、アートという概念自体が出すぎた杭なので一般大衆に理解できるように合わせる必要が無いんです。(もちろん理解できるように合わせてつくられる場合もあるのでしょうが)

アートを批判するということは自らの教養がないことを周囲にアピールするようなもので下手にアートを批判しようものなら表現の自由を大事にしている人や芸術の教養がある方から袋叩きにあってしまいそうです。

できても「現代アート理解できないわ~HAHAHA」くらい。

今回の一件も「これは現代アートだから理解できない人は楽しむ資格はない」くらいの上から目線でやってだとしたらここまで大きなニュースにはならなかったと思います。まぁそのかわりここまで話題にもならなかったかもしれませんが。

それとも、アートに対して「かわいそう」とか言い始める人が出てきてアートすら炎上する未来が来るのでしょうか。

この辺うまくできたなと思ったがピコ太郎氏

杭、出すぎてます。


PPAP Pen Pineapple Apple Pen

リンゴやパイナップルをペンでぶっさすという「子供が真似したらどうするんだ!」「食べ物を粗末にしている!」といわれないギリギリのラインを攻めてます。だってヤンキーみたいな怖そうな人がリンゴにペンを指していたとしても誰も「食べ物を粗末にしている!」なんて言わないですしそもそも動画自体は実際のリンゴやパイナップルは使ってないですしね。当たり前(のように見える)から。なのに曲がダサくわかりやすいからなじみがわく。このバランス感覚こそがアートであり、出すぎた杭になれたんじゃないかなって思います。海外でもお墨付きをもらったので、批判しようものなら「君はグローバル社会の足並みに揃っていない杭だな」と叩かれてしまいかねないです。

多少タブーを含みつつも大衆でもわかりやすくて共感を得ることができる人こそ認められるアーティストなんじゃないかなって。

年々"杭が十分出ているか"の判定が厳しくなってきている世の中で叩かれることを恐れずに表現する心、というのも今後アーティストには重要なスキルなのかもしれません。

ここまで書いておいてなんですが、僕は中学高校と美術が評価2だったのでアートはことごとく理解できない人間です。

http://blog-imgs-36.fc2.com/b/i/g/bigakukenkyujo/20120405160829c67.jpg
村上隆≪My Lonesome Cowboy≫1997

これが16億円で売れたとか。僕には理解できませんねHAHAHA(真顔)

魚の死体の氷漬けのスケートリンクも1すべり10万円くらいにして中東の石油王にでもアピールすればよかったんじゃなかろうか。

こんな感じ。