ぼっちバイカーのブログ

KTM 690 ENDURO Rでオフロードバイクデビューした初心者バイカー。最近250EXCヘ乗り換え。家庭もバイクも両立して楽しみたい!そんな野心を秘めた趣味ブログ

KTMのクーラントは納車後は早めに交換した方がいいかもしれない話

こんにちは。ぼっちバイカーです。

タイトルの通りクーラント(LLC)を交換したのですが、その話の前に軽くお知らせ。

クーラント交換しました!

水冷エンジンではLLC(ロングライフクーラント)と呼ばれる不凍性の冷却液でエンジンを冷まします。

エンジンを冷ます以外にも凍結防止や防サビ効果もあるようですね。

防錆材にはいくつか種類があるようです。

アミンタイプやノンアミンタイプがあり、さらに主要成分によって対応できる金属や劣化した時のデメリットが異なるようで、いろいろあるようです(適当)

以下サイトはわかりやすかったのでぜひ

http://www.page.sannet.ne.jp/jeeplus/LLC.htm

結果:僕みたいなシロウトは自分の考えよりマニュアルに従うのが正解

2015年からクーラントの指定が変わってます

ここがタイトルに関連します。

KTM 690 ENDURO R のユーザーマニュアルの指定クーラントは以下商品。


MOTOREXモトレックス/クーラント M3.0
MOTOREXモトレックス/クーラント M3.0

MOTOREXのM3.0 というクーラントです。

この商品の説明欄に以下記載が!

KTMでは2015年からストリートモデル、2016年からオフロードモデルがシリケートフリーのクーラントを採用。

僕のEDRは2015年モデルなのでこれ使っておけば間違いなしです。ちなみに、2015年以前はモトレックスのM5.0 というクーラントが指定されています。5から3へ下がってます…

理由について調べてみたところ、どうやら以下が狙いのようですね。

シリケート(ケイ酸塩)フリーなので、ウォーターラインの詰まりやシールへのダメージを防止。

上記クーラントのサイトでも書かれていますがシリケートが入っているとシリケートが消耗した場合のアルミの腐食発生し、ウォーターポンプシールへのダメージが来るのですね。

・・・

ここで、KTM乗りなら誰しもがご存知の現象の一つに「カフェオレ現象」というものがあります。

f:id:botti_bk:20160817132526j:plain カフェオレ…

これはクーラントとエンジンオイルが混ざってしまった結果、エンジンオイルが乳化してカフェオレみたいなものになってしまった現象です。

普通はエンジンオイルの窓を除いてチェックしていれば白いものが見えたら即気づけるはずですが、こうなってしまうとエンジン内に水が入っているものですからエンジン内部が錆びたりしちゃうのかしら…。

ネットの知り合いのKTM乗りの方もカフェオレ現象になっていた方を見たことがあります。こうなるとエンジン洗浄やシールの交換等結構な修理となってしまうので注意しておきたい現象ですね。

他のエンジンは知りませんがLC4エンジンはウォーターポンプとエンジンが二枚のシールで仕切られているだけなのでシールが劣化するとエンジン内にクーラントが侵入してカフェオレ現象が発生します。

f:id:botti_bk:20160818121244p:plain

このシールのダメージを少しでも減らすことでカフェオレ現象発生確率を減らせるのでは??

というか2015年から指定クーラントが変わったのでカフェオレ現象対策なのでは??KTMもそれを認めて指定してる気がします。

という事で2015年以前のKTM乗りの方もこのシリケートフリーのクーラントを使った方がいいのではないでしょうか。(ディーラで相談してみてくださいね)

サーモスイッチ

上記理由により

「クーラント交換しなきゃ(使命感)」

と思っていたまましばらく過ごしていたのですが、クーラントを交換するもう一つの理由ができました。

それがコレ。


デデドン

これはラジエーターファンのサーモスイッチ。

昔VMAXに乗っていた時もエンジンがすぐ壊れるほど熱くなってアイドリングが不安定になってエンストするため、エンジンを冷ますためにファンスイッチを交換するのが定番カスタムとしてありました。

これと同じですね。しかもEDRは渋滞がない道を走る前提で作られている可能性が高いので日本の夏に渋滞にはまることまで想定されていなそう。。。なのでファンを早めに回してエンジンが高温になりにくくしようという事で作られたスイッチです。

EDRで難所等走る海外のオーナさんの定番カスタムのようで、ここで購入できます。

www.rally-raidproducts.co.uk

Fan Thermostat Switch-RRP 027

このスイッチがあると、デフォルトでは105度でファンスイッチが稼働しますが88度で稼働するようになります。

このスイッチは上記サイトでしか購入できないのですが、海外通販は送料がかかるので買うならまとめて購入するのが吉。しかしいまはお金を掛けたくないのでこのスイッチ購入はもう少し先の予定でした。

しかし!!

以下ブログの690 SMCRオーナーさん(まさおかさん)が間違ってスイッチを2こ購入してしまったことをたまたま見かけ、脊髄反射的にコメントしていたのでした。

690smcr.blog.so-net.ne.jp

まさおかさん、あまり絡みがないのにいきなり譲っていただけないかご相談したらあっさりOKくださり、本当にありがとうございました!

焼け石に水感がありますがこれも運命!やってみよう!

このスイッチを取り付ける際にはクーラントを抜く必要があるのでクーラント交換と併せてスイッチ交換もしちゃおう!というワケ。

クーラント交換開始!

用意するものはコレ!

  • クーラント(Motorex M3.0(1L) :2本)
  • 精製水1L :2本

精製水?

クーラントにもよりますが水道水って単純な水ではなくミネラルとかいろいろ入っており長期間使う場合にはよろしくないみたい。

何より、普通のクーラントは水で希釈しますがこのM3.0は原液を希釈せずに使わなければいけません。つまりお金がかかるし、現在入っているクーラントをなるべく抜いてあげた方が交換の効果が高い、という事になります。

なお、EDRのユーザーマニュアルにはクーラントをどのくらい入れればいいのかは書かれていません。

書かれているのは

「蓋を開けてクーラントを限界まで注いでね!」

だけ…。

まぁそれは冗談ですが、マニュアルの手順は以下でした。

  1. エンジンガードを外します
  2. バイクを直立させます
  3. ドレインボルトの下にコンテナをおきます
  4. ボルトを抜いてからラジエーターキャップを外します
  5. 完全にクーラントを抜きます
  6. 新しいOリングと一緒にボルトを締めます
  7. サイドスタンドを立ててクーラントを注ぎます
  8. クーラントを完全に注いだらキャップを締めます
  9. 補助タンクキャップを開けて線のところまでクーラントを注ぎキャップを占めます
  10. エンジンスタートして温度メーターが5本に到達するまで待ちます
  11. エンジンをとめ、エンジンを冷まします
  12. エンジンが完全に冷えたら、クーラントの量をチェックして足りなければ補充します
  13. クーラントレベルを再確認します

こんな感じ。

冗談ではなく限界まで注げと書かれています

どのくらい入るのかは不明だしどのくらい抜けばクーラントを抜け切ったのかがわかりません。古いクーラントが混ざるくらいなら精製水と混ぜる方がまだまし?

という事で以下の作戦を行う事にしました。

  1. クーラントを出来る限り全部抜く
  2. 精製水をクーラントの代わりに注ぐ(満タン)
  3. エンジンを動かして精製水ががいきわたるくらい放置
  4. エンジンが冷えたら精製水をできる限り全部抜く
  5. クーラントを注ぐ
  6. エンジンを動かしてクーラントを巡らせる
  7. エンジンが冷えたらクーラントを補充
  8. 大勝利!

古いクーラントを精製水で洗い流そう作戦です笑

実際、この手順で実施しました。

ここからはダイジェストでお送りします。

ラジエーターキャップを外すためにシュラウドを外します。久々に見るがオレンジのトレラスフレームは美しい!そして汚い!!


右側だけでOK

クーラントのドレインボルトを外してキャップを緩めると、ジョーっとクーラントが噴き出てきました。


こ、これは…

完全におし○こです。黄金水。知的に言うならばジンジャーエール、大人ならシャンパーニュ、またはシャンディーガフでもいいでしょう。僕はモスコミュールも好きです。

とにかく色は透明黄色。カクジツにシリケートフリーのM3.0ではありません。(M3.0はピンク色)

元は何が入っていたのかは今度ディーラーにでも聞いてみよう。。。オーストリア人のピーピーでないことを祈りつつ…

抜け切ったら左右にバイクをゆさゆさ。するとまだまだ出てきます。

1リットルのメジャーを用意したけどあふれて計測不能でした…


1L以上入っていることが確実になった

左右前後にゆさゆさしたりしても滴らなくなったら、ボルトを留めて精製水を注入。

ここから写真を撮る余裕がなくなりますが、1.3Lくらい入れたかな。

そしてエンジンを回して、冷まして、精製水をまたゆさゆさして完全に抜きました。

そしてクーラントを注ぎます。


綺麗なピンク

注いでもしばらくすると落ちていくようで何度か補充してようやく落ち着きました。


しかし毒々しい

補助タンクにも注ぎますが目安の線がケーブルに隠れて見れず、適当に入れておきましたw

まぁあまり入れすぎなければ大丈夫でしょう。

エンジンを回し、さましキャップを開けると結構減っており、補充して完了!

クーラントは1Lでは足りなかったですね。1.3Lくらい使った記憶がありますが、すみません正確な数字をメモリ忘れました。

忘れてた…

クーラントをリフレッシュしさらにシールダメージも減るという二重の安心から、ファンスイッチを取り付けるのをすっかり忘れていた僕でした…。

まぁクーラントを抜かなくてもささっと付け替えれば多少クーラントが漏れるだけで済むので、その技を使って後日作業することにしてこの日は作業終了!

作業後

しかし完全にクーラントが抜けたかわからないし注ぐ量もわかりずらい。なんとも後ろ髪ひかれる思いをした整備でした。

まぁこれで1年くらいはメンテナンスフリーでエンジンを冷ましてくれる事でしょう。

とにかくカフェオレ現象の発生確率を減らすことができるだけでこの作業は意味のあるもののはず。

KTMオーナーさんはぜひ現在のクーラントをチェックし、必要であればシリケートフリーのM3.0をご検討くださいね!

また最近納車された方もクーラントの色が黄金の可能性が高いので早めにM3.0に替えた方がバイクにも優しいかもしれません。(ディーラーさんに相談してね)

こんなかんじ。