こんにちは。ぼっちバイカーです。
先週末 世間一般的には三連休でしたね!
前回の記事(プカプカホーン記事)で書いた通りKTMミーティング後にやる予定だったオフロードタイヤ交換を先週の平日夜にシコシコとやっていましたので、交換手順を写真を交えて紹介しちゃいますよ!
二部構成
「必要な部材」「交換手順」でまとめて記事を書こうとしたら予想以上に必要な部材が多く記事が長くなってしまったので、二部構成でお送りしたいと思います。
今回は【準備編】です!
はじめに
あくまで素人整備なのでこの手順通り実施して何かあってもオウンリスク。当たり前ですが…。
また有識者の方でこの記事を読んで何か思うことがありましたらどしどしご指摘ください!
用意するもの
まずは用意するものです。
タイヤ交換に必要な工具については、前回のフロントスプロケット交換のために購入した工具が生きてきます。
アクスルシャフトを外す27,32レンチ兼タイヤレバー、アクスルシャフトのテンションを調整するナット用スパナですね。
なおレンチ兼タイヤレバーが不要な方はタイヤレバーを2本でOK。スパナは1本でも作業できますが、2本あると安心です。
一応以下引用しときます。
32インチレンチ(リアアクルスナット用)
リアアクスルナットを外すために必要な32mmレンチ。
この商品は反対側がタイヤレバーになっているのでオフロード乗りはこれ買えば携行品が1つ減らせますのでオススメ!27インチレンチ(フロントスプロケ用)
フロントスプロケットを外すために必要な27mmレンチ。この27mmはフロントタイヤのアクスルナットを外すのにも使用できるので購入必須です。
リア用メンテナンススタンド
タイヤを浮かせないとできない作業ですので必要です。ちなみにフロントリア兼用。
このスタンドはこの前千葉を案内して頂いたshinjiさんから頂いたもので、スタンドは買うと1万円くらいするので本当に助かりました。この場をお借りして御礼させて頂きます。shinjiさんありがとうございました!
スパナ
車載工具に1本あるのですが、チェーンを調整するナットを回すので2本必要です。10と13と書かれています。
KTCのスパナを買いました。サイズがわからないのでホームセンターでみたほうが良いかも?
オフロード用リフトアップスタンド
リアで使用したメンテナンススタンドはフロントも使えるとのことでしたが、かなり不安定だった為使用することはあきらめ、素直にオフロード用のスタンドを購入しました。
本当はブログ仲間で同じKTM乗りのたいちゃさん(id:taicha__5)が購入した以下スタンドがほしかったんです。
「RSタイチ クイックスタンド」かっこよくて欲しかったのですが、値段がね…。
ということで安物買いの銭失いとしてwebikeさんで一番やすいリフトアップスタンドを注文してしまいました。
安いので外に放置しておいてもOKという安心仕様。
グリス
アクスルシャフトの潤滑をよくするのにグリスが必要だった為購入。
量が多く一家に1グリス買うならこれはアリ!!3年経過しましたがまだ半分くらい残ってます!
ビードクリーム
タイヤにはビードという部分がありこのビードをリムの内側に一旦はめ込んでから、タイヤチューブを膨らませることでビードがリムの外側に膨らんで出てきます。
ビードの部分の説明文(http://www.goodyear.co.jp/)ちなみにタイヤ交換後に空気を入れてもビードが出ない場合、もう一度タイヤを外して付け直すという「最初からスタート」状態になってしまいますのでビードが1回で出ないとかなりしんどい。
ビードがスムーズに出てくるようにするのには、ビード部分にあらかじめ石鹸水などスベスベするものを塗布しておくとビードが出やすいのです。
そして石鹸水よりもタイヤ用に特化したクリームが「ビードクリーム」!!
タイヤ虫外し
タイヤのチューブの入り口には”虫”という「空気を入れるけど出さない」モノがねじで止まっています。
普段は便利ですが、この”虫”を外さないと空気が抜けません。ということで虫外しという専用の工具が必要です。
しかし、さすがオフローダーの味方のKTM。タイヤのバルブキャップの裏がこの虫外しになっているグッズが出ているのです。
バイクのドレスアップと併せて携行品の”虫外し”を持つ必要がないので、オフローダーは買った方がいいですね。値段もそこまで凶暴ではないです。
ビードバディⅡ
オフロードのお便利グッズをたくさん作られているモーションプロ社のビードバディというツールがあります。
タイヤ交換後、リムにタイヤをはめ込む作業でタイヤレバー1本でリムとタイヤを固定しながら他の2本のタイヤレバーを使ってリム内にタイヤを嵌めていきます。
この最初の固定用のタイヤレバーの代わりになるのがこの商品です。ビードのバディってワケ。
KTMがこのビードバディをOEMとしてパワーパーツ(KTM公認パーツ)にラインナップしているのです。オレンジでかっこいい!
タイヤレバーがあれば不要なアイテムですが、携行する場合にはタイヤレバーより軽くて小さいので助かります。ちょっと高いので悩みますが…
リムガード【結局使えなかった】
タイヤを外したり嵌めたりするときにタイヤレバーをタイヤとリムの隙間にねじ込むのですが、この際にリムを削ってしまわないようにガードしてくれるのがこのアイテム!
プラスチックなので意外と割れずに頑張ってくれるようです。
が、僕の690ではこのリムガードを嵌めているとタイヤレバーがねじ込めず、結局リムガードなしで作業することになってしまいました…。
ということで690EDRだとこれは意味がないかも・・・?単に僕のタイヤ交換スキルが低いからかもしれません。。。
ヘビーチューブ
タイヤチューブに穴が開くとパンクとなりますが、ヘビーチューブというパンクしにくいチューブがあります。名前の通り重さがヘビーです。
フロント用(90/90-21M)
純正:600g
ヘビーチューブ:900gリア用(120/80-18M)
純正:700g
ヘビーチューブ:1300gでした。
足回りの重量アップは走行性能に深く影響する?690はパワーあるからヘーキヘーキ(震え声)
ビードストッパー(リムロック)
まだあるの!?(白目)
って感じですよね。僕もそう思いながらぽちりました(白目)
林道などでタイヤの空気圧を落とすと、タイヤとタイヤの中のチューブがかなりずれてビードがホイールリムから外れたり、チューブの口金が千切れてしまう事があるそうです。
そんなに空気落とすのか!!
って感じですが、一度経験してみたかったので購入。
今回はパンクしやすいリアタイヤだけに入れることに。18.5インチ用を購入しました。
このビードストッパー、結構重いのでウェイトバランスがおかしくなるようです。高速道路など走る場合は気を付けた方がよさそう。ということでビードストッパーはかなりクセがあるパーツですし空気圧を落とすことが少ないならいらないですね!
こんなところでしょうか。タイヤ交換って結構工具そろえるの大変ですね…。
あとあと、空気入れも忘れずに買いましょうね!
最初は買うののが多いですが一回買えばタイヤ交換代金で元は取れるので揃えましょう。道具大事!
タイヤの選択
タイヤの方針について、かなり悩みました。
下に行くほどオフロード性能が高くオンロード性能が下がります。
方針0:オンロード向けタイヤを履く(ツーリング用途)
方針1:同じタイヤを履く
方針2:デュアルパーパス向けのタイヤを履く
方針3:エンデューロ向けタイヤを履く
方針4:モトクロス・トライアルタイヤを履く(公道走行NG)
銀の弾丸的なタイヤは無く、オフロード性能が高いほど舗装路での性能やタイヤ寿命が反比例して下がっていきます。
間をとったタイヤがデュアルパーパス向け。通常690か選定するべき領域です。ネットで690EnduroRの定番タイヤを調べると以下でした。
- MT21(ピレリ)
- TKC80(コンチネンタル)
- T63(ミシュラン)
- D908RR(ダンロップ)
デュアルパーパス向けに開発されているだけあり、オンロード性能に比重が高くタイヤ寿命もかなり長めです。
僕の選択は?
上記タイヤは結構お高いのと、せっかく自分でタイヤ交換するので一度「消しゴム」と呼ばれているバリ山タイヤを履いてみたいと思ったことから、上記タイヤは今回はパスすることにしました。
一度オフロード用のタイヤを経験してからデュアルパーパスタイヤを経験するのも悪くないかなと思ったのです。(決して安い方がいいからといった安直な理由ではナイノデス)
エンデューロ用タイヤやモトクロス用タイヤはとにかく山が高くて寿命が短いですがその分、値段も安く前後合計15000円もあればそろえることができます。
ということで、タイヤについては今回以下にしました。
フロント
MICHELIN ENDURO COMPETITION IV【90/90-21 TT】(はやめてS12 XCにしました整備不良で指摘されたら戻すつもりです)
リア
MICHELINミシュラン AC10 【120/90-18 M/C 65R TT】
AC10
「消しゴム」として有名なオフロード用タイヤ、690のパワーで一瞬でけしカスになりそう…。
ということで
【準備編】は終了。【交換編】もお楽しみに!
気が付いちゃった方もスルーしていただけると助かりますmm
こんな感じです。